
正直、昔は5ヒロ6ヒロで釣れた、というと「深~!」と驚かれたものです。7ヒロ、8ヒロの竿二本半の世界で釣れたと言うと「そんな深いタナ、どうやって釣ったらいいか分からない」これもよく言われました。
私の返答は「ウキ止め、深くするだけですよ」これも何回言ったか分からないくらい。「3B以上の負荷で遊動仕掛けです」「そんな重い仕掛けやと食い悪いやろ?」これもよくあったやりとり。
そしてアドバイスを聞かず、エサも取らないのに2ヒロ~3ヒロで釣り続け、ボー。遊動仕掛けなのに風などで全然ウキ止めまで入っておらずタナに入っていない、とか、ナビ釣法でナビが横移動してるだけで全然タナに入っていないとか・・・
こういう方が少なからずいたものです。
でも古和浦の解禁から、こういう方がめっきり減り、渋いときは普通に5~7ヒロといった深いタナを釣っています。
知っての通り、古和浦のグレはタナが深いことが多く、また磯際で喰うので磯際にひきつけるためもあって、仕掛けは重い目です。
ホントにレベルが上がったと思っています。みんな上手に深いタナを釣って釣果出してます。古和浦で釣るために深いタナが上手な方が増え、それが広がっていったのだと思います。
またボイルと太ハリスのボイル釣法が浸透したために、割合みんなハリスが太めになりました。一時期、トーナメントブーム(至上主義?)で紀東の平均ハリスは1.5~2号?くらいに?なりましたが、食わすハリスから取れるハリスに変わったように感じます。
しかしトーナメントブームの置き土産?として、みんな0釣法が上手になりました。0仕掛けでゆっくりジワジワ沈めていき、秋や梅雨時期には20~30cm級グレを上手に沖目で釣るようになりました。
深いタナのときもウキ止めまで馴染んだら、ごくゆっくり沈んでいくようにみんなセッティングしています。
そこそこの経験があるなら、みんな上手です。最近あんまり差が出ません。差が出るのはポイント・・・ 過言ではないかも。
反対に言えば、10年前~ 上手な人や予選会を次々突破する人は、まだ情報が少ない中、0釣法や深釣りをごく普通にマスターしてたのだと思います。

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