突然ですが、こんなビデオ知っていますか??

 10年以上前、私がグレ釣りにのめり込んでいったとき、いろんな雑誌を読みました。そして海中を想像したような「なるほど」と思える記事がたくさんありました。しかしあくまで想像でしか無く、「?」と思える記事も。。。

 名人さんの釣りテレビやビデオも見ましたが、イマイチ技みたいなものは分かりにくいし、大体の説明は雑誌とかで紹介されているようなことで目新しいものは少ないし。あとはCMのような(笑)

 というわけで純に真実を知りたいのは見えない海中のことなのですが、当時はこれらを実際に見たり撮影したりした資料が非常に少なかった。雑誌などには想像ばかりが載っている現状・・・

 たとえば私は小学生のころから海に潜り、ベラなどの見釣りをし、ハリスが海中で思いっきり見えていることは知っていました。しかし雑誌などにはグレにハリスは見えない、とか太いのは見えている、とか想像でしか無いのにいろいろ書いてありました。まあ私が水中眼鏡で見ただけで、真実はグレに聞かないと分からないのですが。

 そんな中、発見したのが「メジナが見たメジナ釣り」というビデオ。オキアミを吸ったり吐いたり、配合エサで活性が変わったり。またヒットして抵抗する姿や、ハリスの馴染みなども紹介されていました。
 ガン球からV字型に馴染んでいく様が、すでにこの頃映像にありました。そして2ヒロの仕掛けが馴染む時間なども。

 雑誌などの想像記事が信用出来なくなるくらいの衝撃でした。
また仕掛けの馴染みの時間を知り、カウントすることを覚えました。カウントし、馴染みの中間で張り、そして馴染みきる前に張り、アタリを出しました。張っているのにアタリが出ないのは、まだエサが付いているか、反対にエサ取りにやられたか、どちらか。付いていればもう少しタナ深く探ります。

 カウントすることで集中力も増しました。馴染み映像を見て、チモトジンタンやジンタン段打ち仕掛けが増えました。自称カウントダウン釣法、ですが、大クラブの仲間に理解されませんでしたね当時。マキエと比べて沈み方が全然速いから、払い出しの切れ目など潜り込む潮に仕掛けを入れるほうが全体が自然に見えるとか。

 加えて当時「競技くわせ」というハリのオキアミカラーの剥げ具合でエサ取りの判別をしていました。G杯初優勝した池永さんもカウント釣法にこの判別もやっていたと聞いて、ビックリしたものです。

 後日このビデオに出演されていたダイワの森川さんと話す機会がありました。「あれは当時としては凄いですよ!あれを見て釣り方が変わりました!」森川さんは「懐かしい~」とだけ言っておられました。それももう5年前のお話ですが。。。

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