父の影響で、私は小さい頃から父にくっついてよく山に行っていました。
山菜やきのこ狩りは、宝探しをしながら冒険してるみたいな感じで大好きだったんです
手軽なフキから、ウド、ワラビ、タケノコ採り、こくわの実を探したり、落葉きのこ狩りなんかも。
ただで美味しいものが手に入るって事が楽しくて(笑)。
そんな私の子供たちも、そういう事が大好きなんです
さすがに私一人で子供たちを連れて山に入る勇気はないので山菜採りには行きません。
山を切り開いた宅地なので、山はすぐそこなんですが。
近くでヒグマのフンや足跡が見つかり、学校から注意メールが来たりもする場所です
でも、家から車で数分の山の入り口あたりに、大きい栗の木が何本かあるんですよね。
だからこの時期になると、子供と一緒に早起きをして、夜中の間に落ちた栗を探しに行っていました。
つやつやの大きな栗を探すのは、本当に宝探しそのもの
毎日少しずつ集めて、数日でけっこうな量になります
その年によって、不作の年もあるんですが。
栗ご飯にしたり、甘露煮にしたりして楽しんでいたんです
でも、ここ数年は行ってません
長男や次男が朝早く起きられないお年頃ってのもありますが、
数年前の栗拾いで、私は栗むきを頑張りすぎて、バネ指になってしまい、なかなか治らないからと手術したんですね
バネ指って、指がスムーズに曲げたり伸ばしたりできない状態で、硬いバネのような動きになってしまうんです。
私は親指の付け根がバネ指になってしまいまして、曲げたり伸ばしたりするのにも激痛が走り動かせませんでした。
手術したほうが早いって言われて、先生いわく、非常に簡単な手術なんですが。
術後に動かせ動かせって言われても、やっぱり傷が痛いんですよね
たった2㎝くらい切り開いただけなのに。
もう、栗むきでこんな思いするくらいなら、買った方がマシって思えて。
だから栗むきが怖くて、栗拾いをやめました
毎年この時期になると、行きたくてウズウズしますが、親指の付け根の傷跡をみて、自分を戒めています