こんにちは😃

ポニョマユです。

元旦の能登半島の地震から始まり、

羽田空港の飛行機事故、

北九州の火事、秋葉原の事件、

そして田中角栄氏の住宅火災

なんでしょうか、、

いろいろ起こりすぎて、、

ただ呆然とニュースを見るばかりです、、

ただですね、

昨日たまたま見たニュースで

石川県穴水町で被害に遭われた方の

インタビューを見まして

お正月を一緒に過ごすはずだった、

ご家族10人が

全員亡くなってしまって

ご自分1人だけが生き残った

寺本さんのお話がありました

この方の

インタビューの記事をまず、

見ていただきたいです

息子の作ったおせちを家族で食べるはずが…能登半島地震で家族・親族10人死亡　一人残された父「あいつらのためにも絶対にあきらめない」｜FNNプライムオンライン石川県穴水町。地震による土砂崩れで住宅が巻き込まれた現場に、救助隊と何か言葉を交わす、一人の男性がいました。寺本直之さん（52）。正月に集まっていた家族が安否不明となり、未だ見つかっていないといいます。寺本直之さん:私の妻、長男、三男、長女、ここまで見つかってない…。そういって見せてくれたのは、去年8月に撮影したという家族旅行の写真。妻と子ども4人の6人家族…

www.fnn.jp

ついさっきまでLINEのやりとりをして

そして夜には会う予定だったのに

もう会えない

自分1人だけが残される

雪が降る中、壊れた家をただ見つめる

私だったら、絶望しかないと思います

何も考えられない

そして多くの人が

「自分も死ねばよかった」

と思うと感じます

寺本さんも、

始めは

そう言葉に出して言っていましたが

すごいのが

すぐに

「これも結局1人残された身、あいつらのためにも私は絶対にあきらめない…。自分の命を本当に無駄にしないし、皆さん本当に気遣ってくれて『大丈夫？』って言うけれども。いや絶対に、私はもうあきらめませんよ、私は本当に。あいつらのために引き継いで、これから命ある限りやっていきますし、頑張っていきたいなと。（インタビューから引用）」

と、おっしゃってるんです

決めてるんです

ご家族の命を引き継ぐことを

私はこのインタビューを見ていて

寺本さんが強いというか

寺本さんの魂が強い決意を持って

この地球に来ていて

そしてこんなに大きな悲しみがあることも

わかっていて

そして経験しようとしている

それを含めてまた生きようとしている姿が

本当に凄いと思って

その魂の決意の強さに

震えました

行方不明だった親族の中で

最後に奥様とお子さんが見つかったのが7日です

その日に

全国に向かって

「私は絶対あきらめない」

と言い放つ、その姿勢に

本当に驚きました

時間が経って、

少しずつ悲しみや苦しみが癒えて

がんばって生きていこうと思う事は

多くの人にあると思うんですが　

奥さんが遺体で見つかったその日に

こうやって言える寺本さんの魂は、、

どれだけ、強い決意をしてきたんだろう

どれだけしなやかでたくましい魂なんだろう

本当に尊敬します

そして同じ日に

たまたま読んでいた漫画「ブルーピリオド15巻」

ここからも衝撃の言葉を受けました

ネタバレになるので、

これから読みたい方はスルーして

もらえればと思うんですが

普通の高校生だった男の子（矢口）が

絵を描く魅力にはまって、

東京芸大に行きながら

色々個性的な仲間と成長していく話です

その登場人物の感情の移り変わりの描写が

すごいうまい

作者の山口つばささん、すごい

この巻で

主人公（矢口）の友達の男の子（八雲）が

大切な女友達を亡くしたことを

時間がたっても受け止めきれず

周りはどうにか立ち直らせようと

いろいろやってあげるわけですが

なかなかうまくいかない

でも、なんとなく立ち直りそうになったときに

その中で、それまで全くその輪にいなかった

内向的な男の子（世田介）の一言

「その悲しみを一生背負って

生きてもいいんじゃないの」

それを聞いた八雲は

愕然として

「この悲しみって、

一生背負ってもいいんだ、、」

と、涙するんです

私はこれ、めちゃくちゃ衝撃で

クライアント様の相談にのる仕事をしていて

セッションの後の反応は皆様それぞれですが

どこかで

「前向きになることが良いこと」

「明るくなるのが最終目標」

みたいな思い込みがあったことに気づいたんです

だけど

それって

自分の悲しみの感情を

否定していることであって

そして無理に無くそうとしてるんじゃないかと

一緒にいた期間が長かろうと短かろうと

自分にとって大事な人がいなくなったら

愛する人を失ったら

その傷の大きさは計り知れません

「でも、命があるなら生きていかなきゃいけない

生きるんだったら前向きな方がいい」

どこかで、誰かが作った

「人間だったらこうだよね」の

思い込みの中に

自分もいることをに気づきました

これは、でかい、、

私にとってはかなりでかい

「悲しみを背負ったまま生きていい」

これって、自分の感情を

プラスの感情もマイナスの感情も

自分が全て受け止めてあげると言う事

本当の意味での

「全部の自己受容」なんじゃないかと

これができたら、

かなりの大きな器になるんじゃないかと

思うわけです

そして、悲しみとか悔しさって、

ずっと大きいままあるわけじゃなくて

もぐらたたきみたく

出たり引っ込んだりするもんだとも感じていて

その悲しみとか悔しさが出できた時に

人は、直視するのが辛いから

見ないふりしたり、隠したり、

引っ込ませようとしがちですが

その悲しみとか悔しさとか辛さが

「今の自分を構成する一部」

だとしたら

それは否定するんではなくて

「こんな自分もいる」と認めるきっかけになる

いろんな感情の自分がいることがわかれば

「人間は、

自分のことを許す器と　

同じ大きさで

他人のことを見る」ので

周りにいる人に、どんな感情があって

どんな態度を取られようと

認めて、受け止め、優しくいられるのでは

そんなことを思いました

私も、22年前に姉を亡くし

7年前に母を亡くし

いろんな葛藤や悲しみがありましたが

どこかでその悲しみを思いだしても

見ないふりをしていたように思います

だけどその悲しみや悔しさも

一見ネガティブな感情さえも

姉や母がいた

彼女たちが生きた証として

私の中に残っているんだったら

それはそれで

その感情があることを認めて

一緒に生きて行けたらいいと思います

石川県の寺本さんの状況は

まだまだ厳しいものだと思いますが

勝手ながら推測させていただくのは

きっと寺本さんも

ご家族を亡くした悲しみや悔しさとともに

力強く生きていかれるのではないでしょうか

それぐらい強い魂に感じます

あくまで私が感じたことですが

まだまだ地震に関しては

素人の人間ができることが

限られている状態ですが

被災者の方々が元の生活に戻れるよう

祈りながら、できることを模索していこうと思います

「自分が自分の全ての感情を、

受け止める」

とても大事な気づきだったので

シェアさせていただきました

読んでいただき、ありがとうございました🙇🏻‍♀️

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悲しみを持ったまま生きていっていい