映画版アオハライド | 特撮と漫画と時々ゲーム。

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更新は不定期です。
ネタがある時に書き留めて、合間に編集をして、出来たら未来投稿という形をとっています。

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実写映画版のアオハライドを観てきたので、感じたことやツッコミなどを書き留めます。
というか殴り書きに近いかも?

今更ではありますが、以下はかなりのネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。
(原作は最終回まで読了)












当たり前だけど原作とは別物。
「ここはあの場面だ…」とか「ここなんか違う…」といろいろツッコミしながら観て楽しもうと思いました。







洸役の東出昌大さん。
多くの意見と同じく、高校生演じるには年齢が…と最初は思ったけど、映画が終わる頃にはあれはあれでありかもと思えました。
陰のある洸を演じられる俳優さんということで選ばれたのかな。

双葉役の本田翼さんもイメージに合ってて可愛かった。
中学時代の洸と双葉を演じた二人は、よく似た雰囲気の人を探してきたんだなあと思いました。 

小湊役の吉沢亮さんは仮面ライダーフォーゼのメテオこと朔田流星。
180度違う小湊というキャラ、なかなか良かったです。
(余談ですが、朔田流星は洸と似た感じの、影を背負ったキャラなので彼が演じるのもありだったのでは?などと思ったり)

冬馬役の千葉雄大さん…これはもうピッタリというか違和感なしの配役でした。
ゴセイレッドを思い出した人も多いに違いないw


そしてここからは内容についてつらつらと。

土手のシーンが駆け足すぎたかな。
「洸が何かに夢中になったり、心から笑っても誰も責めない。そんな奴いたら私がぶっ飛ばす」って言葉は印象的だけど。
原作ではその後に「なくしたものが大きすぎて他と置き換えられないなら、ひとつじゃなくてもいいでしょ?小さくても10コでも100コでも集めれば、洸のがんばる理由くらいになる」って言葉が続くんだけど、それはなくて。

ここは自分は許されてもいいんだと実感した洸が、少しずつ涙を流していって…
泣き顔を見られたくないから双葉を抱きしめて自分の顔を隠すんですよね。

映画では修学旅行先の長崎がクライマックスとなるので、そこへ繋げるためもあるのか、ここがえらくあっさりしていた気がします。

冬馬とのやりとりはかなり少ない。
出会いは他のクラスも混ざるリーダー研修会でと不自然ではない流れなので、ここはGJと思いました。
(原作の図書館のくだりは…再現不可でしょうねw)
ああ、付き合うようになったんだ…みたいな描写で進んで。

修学旅行の展開が全然違う。
小湊・修子・悠里が双葉と洸をけしかけることにんんん?
ああして洸に双葉を同行させれば、二人がくっつくかもってわからないはずはないだろうに。
悠里が冬馬に双葉を貸してほしいと頼みに行くけど…あれ断ろうと思えば出来たじゃん。強制力なし。

原作は洸が自発的に長崎の思い出の場所を周りたいと計画して、たまたまそこに出くわした双葉が同行することになった展開のはず…。

冬馬のキャラはあんな感じだけども。
もともと分が悪い恋と自覚していながら行動するところとか。
そして双葉も、菊池がいるからと洸をはっきり拒絶する場面もあるのに、それもない。

内宮は未登場(というかクローズアップされない?)、修子と田中先生のエピソードはほぼカット。

これは映画オリジナルエピソードだけど、双葉の名前、学校の机になんか書くか?
いや、彫るか???
後々残るし、同級生や先生にバレバレでからかわれるだろうことなのにそんなことするかいな。
器物破損に問われないのか?
そして4年もそのままにしておくなんてあるのか?

成海は双葉の背中を押したりしない。
双葉との会話シーンはお芝居うまかったけど。

原作では洸は成海にケジメをつけて終わりにしてから、双葉へアクセル全開になる。
ブレーキをかけなくなって双葉への想いがダダ漏れになった洸が見ものなんだけどな。
当初はクールで人を寄せ付けなかったあの洸が双葉のことを、小湊や修子に「菊池に渡したくない」「迷う余地があるなら、奪いに行く」なんて言うようになったんですよ…。

映画の洸は終始クールなキャラで…。
ここらへんを丁寧に描くには時間が足りないのかな。
その割には洸のお母さんとのやりとりは時間をかけてたなあ。
正直ここまでする?ってくらいに。

あと、アオハルという台詞は映画オリジナルか…入れたくて入れた台詞なんかな。
原作を知らない人にしてみれば、タイトルのアオハライドという言葉が使われないと印象に残らないと思われたのか。
「同じ温度の思い出になるように」というところで使ってましたね。
この言い回しもいいと思うんだけどな。

ラストで双葉と洸が心を通わせるシーンですが。
洸の台詞がちょっとあれ?あれ?って思う箇所がありました。
ただ巻き戻して観ることが現時点では出来ないので、ここでハッキリは書けませんが。
DVD化されてまた観てみようかという気になったら、追記しようと思います。

あとエンドロールの後にワンカットあります。


…などなど、いろいろと言いまくりなのだけど、景色や風景と絡めた映像はいいと思いました。
エピソードを細々と紹介していく、っていう印象はあまりなく話も繋がっていって、音楽の使い方も悪くなかったと思うし。

いきものがかりの唄う主題歌の「キラリ」、これはまさにアオハライドの世界観にピッタリで、双葉の想いを代弁するかのような爽やかな曲でした。