(つづき)
キャバクラ店長11年のキャリアの、店長候補は、特に不採用にする理由がなかったので、彼の人柄やスキルを窺い知る為、池袋のラウンジや、また銀座で飲んだことがないというので、銀座のクラブにも一緒に行きました。そうこうするうちに、彼から提案や希望が伝えれらるようになりました。例えば、オープン時のホステスを確保するために、知っているホステス数名を連れてくるので、現在の給与を三ヶ月間保証してほしい、閉店時間を遅くしてほしい、ビラまきをしたい、・・・ どれもキャバレー白いばらにはそぐわない内容でした。オープン後、私は個人的な事情から、営業時間中に店に行くことができませんので、店長にすべて任せることになります。しかし、彼の発想はキャバクラの発想であり、このまま任せたのでは、私が作りたい店と全く違う店になってしまうように思いました。
(もっとも、それは彼のせいではなく、白いばらが特別な店であった証拠なのです。白いばらに行ったことのない人には、口でいくら説明しても、その雰囲気が伝わりません。)
しかし、彼を失うと、またもや助けてくれる「専門家」がいなくなります。でも・・・・・
連絡先を知っている白いばらの元ホステスさんや、関係者すべてに、協力を断られてしまい、最後にもう一人だけ、連絡先を知っている元黒服(結局、彼が支配人としてやってくれることになります)にメールをしました。「時間があるときにアドバイスをくれるだけでいい」と。彼からの返信は、「お話しを伺います。ただし、これから旅行に行くので、帰ってからになります。」それが3月下旬頃でしたか。
(つづく)