イタリア旅行記 その4
続いてはバチカン市国。
やっと青空が。
朝早くに着いたのに、広場を半周ぐるっと行列ができてます。
でもセキュリティチェックのためなので、意外と速く進みます。
内部はこんな感じ。
いくつもヨーロッパの大聖堂は見てきましたが、こんなに豪華絢爛なのにエレガントなのは他に思いつきません。
幼い頃から馴染みのあるこのピエタにも出逢えました。
大聖堂内部の見学を心行くまでしたのち、
バチカン美術館へ。
ここに行くには城壁をぐるっとまわっていかなければならないのですが、
そこにたどり着くまでに、色んな人に声をかけられます。
物売り、物乞い、そしてバチカン美術館のガイドツアーの販売。
まぁ慣れっこなので完全無視なのですが。
そんな私の自信をふと揺るがす手強いヤツらがいました。
写真入り名札をつけたおじちゃんたちが、それらしく観光客たちを足止めし、
それらしく「チケットは持ってる?」と聞き、
私が「大聖堂の警備の方に、途中で寄ってくる如何なる者も無視して正規の入り口でチケット買いなさいねと言われました」
と申せば、
それらしく「それは勿論可能だが、またチケットを買うだけで30分以上並んで待つことになる」と曰う。
更に「ここで買えばベテランのガイドがついてわかりやすい解説とともに重要ポイントを選んで要領良く回ることができる」
「通常は40ユーロだが学生は35ユーロになる。今日は特別に32ユーロだ」
加えて「ここから先はバチカン市国につき、チケットを持っていない観光客は警察に見つかったら罰せられる」
……なんか最後のほうになってボロが出てきたようです。
まぁ捕まりそうになったら戻ってくるから、と言って振り切り、
正規の入り口でちっとも並ばずに10数ユーロのチケットを買いましたとさ。
ふぅ。
でもこれ絶対に引っかかる観光客多いよ…
言ってることは支離滅裂だけど、演技派でした。
気を取り直し、バチカン美術館。
のトイレ。
の天井。