スピリチュアリズムのすすめ -2ページ目

スピリチュアリズムのすすめ

スピリチュアリズム(世の中をより良くするための思想、より良く生きるための思想)をご紹介します。

世の中には様々な価値観、性格の人がいますから、自分に合わないタイプの人間がいる事も仕方のないことだと思います。

特に、他人から理不尽と思える事で嫌な思いをさせられたとき、他人を恨んでしまうものだと思いますが、単純に人を恨んでも良いものかどうか一度考えてみることも重要ではないかと思います。

まず第一に、自分にも問題がないかを考えてみる必要があるのではないでしょうか。
つまり、自分自身、相手に不快な思いをさせていたにも関わらず、自分の事を棚に上げて相手を非難している場合ですが、大抵は、両者に問題があるものだと思います。
相手が100%悪くて自分は100%正しいという事などまずありません。

次に、相手のおかれた状況を考えてみる事も大切だと思います。
誰でも自分が幸福であれば、他人の幸福を願い、自分が不幸であれば、他人が嫌がる事をしたくなるものではないでしょうか。
相手の立場になって考えるという事も大切かもしれません。

自分に全く落ち度がない見つからない場合はどうでしょう。

この場合は自分の過去の行いを振り返ってみることもよいかもしれません。
自分が過去に他人に対して同様の事をしていたという事が発見できるかもしれません。
そうすれば、相手を恨む事がお門違いであると思えるかもしれません。

自分に落ち度が見当たらず、過去にも自分が他人に対して同様の事をしていない場合はどうでしょうか。

この場合は因果律を考えてみればよいかもしれません。

他人を恨めば他人からも恨みが返ってくる。そして争いに発展する。そういった悪循環が引き起こされるということを考えれば、他人を恨んではならないと思える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みを捨ててこそ息む。これは永遠の真理である。」(釈迦)

「残酷は残酷を呼び、争いは争いを生みます。が、愛は愛を呼び、慈しみは慈しみを生みます。人間が憎しみと破壊の生活をすれば、人間みずからが破壊の道をたどることになります。」(シルバーバーチ霊)

さらに、その憎い相手は、他人に迷惑を掛けたのだから、必ず自分自身が苦しむ事になると考えれば、わざわざ自分が恨んだりする事はないと考えられるのではないでしょうか。

また、他人を恨む事で自分が得をする事などあるでしょうか。
自分の心がネガティブなものとなり、自分自身を破滅させるだけではないでしょうか。

「ゆるしの気持ちを身につければ、その記憶にまつわる負の感情だけを心から手放すことができるのです。ゆるしとは「相手を無罪放免にする手段」ではなく、「自分を自由にする手段」です。」(ダライ・ラマ14世)

因果律を考慮すれば、ダライ・ラマがおっしゃる言葉もより深く理解できるのではないかと思います。

相手を許しても、相手は無罪放免になる事はあり得ませんし、自分自身は恨みの感情から解放されて心の自由を得ることができるのです。

このように、他人を恨むという行為一つとっても様々な角度から捉える事が出来るのではないかと思います。

人を恨む事は本当に正しい行為でしょうか。

人間は様々な人と出会い、様々な経験を積むことで、より多くの人を受け入れることのできる度量の広さを得る事が出来るのではないでしょうか。

自分が不快に感じる人というのは、このような機会を提供してくれる貴重な存在だと捉える事もできるかもしれません。

「霊格(人格)が高いことを示す一ばんの証明は人を選り好みしないということです。」
「人間が地上にあるのは人格を形成するためです。ふりかかる問題をどう処理していくかがその人の性格を決定づけます。」
「人を憎むことのできる者はそのエネルギーを愛に転換することができるのです。愛と憎しみとは同じコインの表と裏です。どちらを選ぶかはあなた次第です。」(シルバーバーチ霊)



(死後の世界が存在するかどうかわからないという方はこちら→魂の死後存続の証明

(シルバーバーチの霊訓についてはこちら→シルバーバーチの霊訓


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死後の世界について知る事はそもそも必要な事でしょうか。

死ねば無になる。だから、今のうちに楽しんでおこうという価値観の人は、無宗教の国においては、多くいらっしゃるかもしれません。

しかし、周囲の様々な問題(戦争、テロ、貧困、殺人、暴行、詐欺、薬物・・・・・)の根本的な原因を突き詰めて考えると、個人の無知と自己中心的な価値観に行きつくのではないかと思います。

死ねば無になるという考えから、今のうちに楽しんでおこう、周囲に迷惑を掛けようが自分さえよければよい、とエスカレートしていくこともごく自然な流れであるかもしれませんが、そこから多くの問題を生み出してはいないでしょうか。

ここで、死後の世界が厳然と存在し、人や社会のためになるような良い行いをしたら、その分あの世では幸せな環境に置かれ、人や社会にとって害になるような悪い行いをしたら、その分あの世では不幸な環境に置かれるということが分かったらどうでしょう。

正しく生きなければならないと思うようになる人も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

「悪いことをなす者は、この世で悔いに悩み、来世でも悔いに悩み、ふたつのところで悔いに悩む。「わたくしは悪いことをしました」といって悔いに悩み、苦難のところ(地獄など)におもむいて(罪のむくいを受けて)さらに悩む。」
「善いことをなす者は、この世で歓喜し、来世でも歓喜し、ふたつのところで共に歓喜する。「わたくしは善いことをしました」といって歓喜し、幸あるところ(=天の世界)におもむいて、さらに喜ぶ。」(釈迦)

「地上では必ずしも正義が勝つとはかぎりません。なぜなら因果律は必ずしも地上生活中に成就されるとはかぎらないからです。ですが地上生活を超えた長い目で見れば、因果律は一分の狂いもなく働き、天秤は必ず平衡を取りもどします。」(シルバーバーチ霊)

また、正しく生きようとする人が増える事で世の中も良くなっていくのではないでしょうか。

科学が進歩する事で幸福な世の中になるでしょうか。

経済成長する事で人は幸福を手にすることができるでしょうか。

どんなに素晴らしい発明をしても、それを使う人間次第で、人を幸せにすることも不幸にする事もできるのではないでしょうか。

お金についても同様の事が言えるのではないでしょうか。

死後の世界について知る事が、争いのない幸福な世の中にするための一番の処方箋となるのではないでしょうか。

「あの世のことを論ずるなんて馬鹿馬鹿しいとおっしゃるなら、それはそれでいっこうにかまいません。けれども人々は、来世観をもたずに生きようとして無残な失敗に終わりました。」(ヘレン・ケラー)

「敵対関係、戦争、怨恨、こうしたものを産み出すのは唯物主義です。物質がすべてである、死はすべての終わりである、だったら自分の思うままに生きて何が悪い、という論法です。」
「戦争、流血、悲劇、病気の数々も、元はと言えば、人間が今この時点において立派に霊的存在であること、つまり人間は肉体のみの存在ではないという生命の神秘を知らない人が多すぎるからです。人間は肉体を通して自我を表現している霊魂なのです。」(シルバーバーチ霊)

ただし、宗教が原因で(無知から)様々な問題を生じているのも事実です。

死後の世界、真理(本当に正しい事)を正しく理解することが重要ではないでしょうか。

「私は知識を論拠として生まれる信仰はけっして非難しません。私が非難するのは何の根拠もないことでもすぐに信じてしまう浅はかな信仰心です。」(シルバーバーチ霊)


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大きな事を成し遂げようとする時、小さな事を疎かにしてしまう時があります。

仕事で多くの人の役に立てる機会が与えられた時、心の小さな変化に全く無頓着でいる場合、少しずつおごりが大きくなっていき、ついには人間関係がうまくいかなくなり、仕事に全く不適応な状態に陥る事もあるのではないかと思います。

逆に小さな事にこだわりすぎる時、大きな事に目をつぶってしまう事もあります。

礼儀やマナーなどの人間が作った形式にこだわり過ぎたり、相手の感情を考えすぎたりして、大切な事を伝えなかったり、自分の信念を曲げてしまう事もあるのではないかと思います。

現時点において、何を優先させるべきかを考える事も大切かもしれません。

「決断を下さねばならない事態に立ち至った時は、それが特定の少数の人ではなく、全部の人、あるいはなるべく多くの人にとって益になることを動機として判断しなさい。」(シルバーバーチ霊)

その事は本当に疎かにして良い事でしょうか。

その事は本当にそれほど重要視すべきことでしょうか。

また、目的意識をしっかり持っていると、優先すべき事が自然と浮かび上がってくるものかもしれません。

「自分はいま何を為すべきかを素直に認識するだけでいいのです。その心掛けを日常生活で徹底させれば、決して道を誤ることはありません。この物質界に誕生してきた目的を成就させていることになるのです。」(シルバーバーチ霊)


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