思い出をたぐり寄せて〜父を想う日〜 | 言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

伝えたい言葉がある…
届けたい想いがある…

『絵本出版の夢を叶える』までの過去記事と、
これまでの人生や日々の想いを、皆さまの心と重なったり、響きあったりできますことを願いながら綴ります。

***

いつもブログをお読み下さる皆さま、

私の絵本を手に取って下さる皆さま、

出逢って下さる全ての皆さまに

心から感謝いたします(˘*)

                                          ***


やまの ことり ですセキセイインコ黄



「お父さんは いつでも聞く準備出来てるぞ〜

 さぁ、なんでも お父さんに話せ話せ〜ウシシ


いつでも well come 体勢の父


だぁれも 聞きたがらないような

仕事で溜まった モヤモヤ話もやもやを、


テーブルの角を挟んで 右斜めの父と

お茶を飲みながら🍵が、いつものスタイル


父に話せば 結末はいつも同じ


そうかそうか


大変だったなぁ


そうかそうかほっこり


と、穏やかに聞いているのも束の間。


そのうちに 父は怒り出すのですムキー


そんなひどい話しがあるかー!! って


私の代わりに 私以上に。



キッチンから 母が慌てて飛んで来るガーン


私が 笑い出すゲラゲラ

それを見て 父が笑い出すゲラゲラ


いや〜 お父さん興奮しちゃったよ

大事な娘のことになるとな〜〜


そうか?もういいのか?

せいせい(スッキリ)したか?


母はやれやれと キッチンに戻って行く…にやり




父にとって、内容などは どうでも良くて

娘が困ったり 悲しかったりする気持ちを

ただただ わかろうとしてくれていたのだと

感じますハート


いつだって 私の味方でいてくれるんだな、

ありがたいな と、

とても心が 落ち着いたものです。


受け入れてもらえると、不思議と冷静に

自分を省みることができて、時には反省したり、

問題解決の糸口が見えたり、

小さなことは どうでも良くなって 

笑い飛ばしてしまうゲラゲラ


今は、どんなに話したいことがあっても、

聞いてくれる父は もういませんが、

心の中の父に話せば、冷静に進むべき道が

見えてくるのです虹

これを成長というのでしょうかクローバー




今でも 時々 思い出す姿


家を建て、アパートから引っ越す日トラック

出発しようと思ったら 父がいなくて


アパートの部屋に戻ってみると、

空っぽの部屋の真ん中で

父は ふかぶかと頭を下げていました


今日まで 娘と娘の家族が お世話になりました

ありがとうございました


「お父さ〜ん、早く〜!!」



あの日、どんな想いで お礼を言ってくれて

いたのか


その時には 気付けなくても

ずっと後になって 気付くこともあるのだと、

今頃になって、ありがたさで一杯になります

ありがとう



晩年の父はよく笑い穏やかでした


お父さん、若い時は教育しなくちゃと必死で

あの時は怒ったりして悪かったなぁ、ごめんねぇ


と、バツが悪そうに よく謝っていました。



そう、子どもの頃は、とても厳格だった父。


(お父さんは怖いしうるさいえー?って

思っていました)



でも、私がこの上なく好きだった時間は

幼い頃、毎晩のように布団の中で

わくわくするお話を聞かせてくれたことキラキラ音譜


その時の父を思い出す時、

そこから たぐりよせられたように、

次々と 思い出が蘇りますほっこり



たくさん叱られたけど、

かなり厳しく躾けられたけど、


思い起こせば、そこにはいつも子を想う

一生懸命さと 愛情で溢れる父がいましたハート


思い出をたぐり寄せた沢山の父の記憶の最後は、

やっぱりお話をしてくれた場面で締めくくられ

ますほっこり

傍らで優しく見守る 母の笑顔と一緒に虹



8月23日は6度目の父の命日クローバークローバー


私の選んだ道を

空の上から応援していてもらえると信じて、

この進むべき道へ導いてくれた父に

心いっぱい感謝し、想いを馳せた日でしたピンク薔薇



お付き合い下さいましてありがとうございました


感謝を込めて…


ことりセキセイインコ黄