初公開『絵のない絵本ストーリー』 | 言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

伝えたい言葉がある…
届けたい想いがある…

『絵本出版の夢を叶える』までの過去記事と、
これまでの人生や日々の想いを、皆さまの心と重なったり、響きあったりできますことを願いながら綴ります。


今日の出逢いに
感謝いたします(*˘︶˘*)♪

やまの ことり ですセキセイインコ黄


 ***人生初の絵本の完成を 
       夢見ながら、現在は依頼中の
       挿絵の進み具合を気にしつつ
       毎日を過ごしています  ***


現在、進めている絵本づくりルンルン
イラストレーターさんとの
打ち合わせが、
22ページ目に入りました。
残すところあと10ページですニコ


さて、前回の記事からここ数日、
ブロ友さまからいただいた
コメントやメッセージの中で、
同じようなお言葉が重なりました。
それは、いずれも絵や作品の
紹介について…キラキラありがとうございます


今作っている絵本が
出来上がりますまでは…と、
全く考えていなかったことでしたが、
次に作品にしたいと思っている
ストーリーをご紹介してみようかと、
思いたちました。


絵本は、絵とストーリーが揃って
はじめて絵本ですので、
形にならないものはご紹介のしようが
ないものと思っていましたが、
絵は皆さまのご想像にお任せして、
1つのお話として読んでいただくのも
たまにはいいかな〜〜。


と言う訳で、今回は
『絵のない絵本ストーリー』
紹介させていただきますので、
ご興味がありましたら
お読みいただけますと幸いですほっこりハート


これは『夢を叶えたい』という
私の想いから生まれたお話です虹
       全くの素人作品ですのでその点は
       どうぞご容赦をタラー



ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺



『ねがいごとは
           いってごらん』

              ぶん :  やまの ことり

 
こねこの みーご黒猫は   きょうも 
こころのなかで つぶやきました。

(あー、ぼく イワシじゃなくて 
たまには タイが たべたいよ。)

きのうも おとといも 
そのまた まえのひも 
おかあさんたら おやつに 
イワシばかり だすのです。 


 
まどの そとから 
ゆうびんやさんが こえを 
かけました。

やぎ座やあ、みーごくん、
         つまらなそうな かおして 
         どうしたんだい?」

黒猫「べつに。」


 
おつかいの とちゅう、 
おさかなやさんの まえを とおると
チラッと タイが みえました。

(あー、ぼく イワシ じゃなくて 
   たまには タイが たべたいよ。)



おさかなやさんが 
こえを かけました。

くま「やあ、みーごくん、
       つまらなそうな かおして 
       どうしたんだい?」

黒猫「べつに。」


 
こうえんの かどを まがると、
いつもは しまっている おみせが 
あいていて、
みたことのない いぬのおじいさんが
いすに すわって いました。 



ふと みると おみせの 
かんばん  には 

《ねがいの かなえかた  
   おしえます》と  かかれています。 

黒猫「うそだい。」

みーごが とおりすぎようとした 
ときです。 



犬「だれかの ねがいを 
       かなえたいの~ぅ!!」

と おじいさんの おおきなこえ。

これは きになります。 



もどってくると 
おみせを のぞいて いいました。

黒猫「ねぇ、おじいさん 
    《ねがいの かなえかた 
      おしえます》って ほんとう?」

犬「ほんとうじゃよ。」

おじいさんは、うれしそうに 
にこにこして こたえました。



黒猫「どうすれば いいの?」

犬「かんたんじゃよ。
       ねがいごとを おおきなこえで
       いうだけじゃ。」

黒猫「それだけ?」

しんじられない というかおで 
みーごは おじいさんの かおを 
のぞきこみました。 

犬「ほんとうじゃよ。
       みんなに きこえるくらい 
       おおきなこえでな。」



みーごは しんじられません
でしたが ちょっと 
おおきなこえで いいました。

黒猫「あー、ぼく イワシ 
       じゃなくて たまには タイが
       たべたいよー。」



犬「もっと おおきくじゃよ。
       さっきの わしみたいに!」

黒猫「あー! ぼく イワシ 
       じゃなくて たまには タイが
       たべたいよー!!」
 


とおりがかった ゆうびんやさんが  

やぎ座「みーごくん、
       タイが たべたいって?」

黒猫「うん!
       ぼく、タイが   たべたいの!

やぎ座「そうか、そうか…。



ゆうびんやさんが はいたつを 
しながら おさかなやさんの 
まえを とおると 
みーごの おかあさんが 
おかいものちゅう。

三毛猫「きょうの おやつは なにに 
       しようかしら。」
 
やぎ座「こんにちは、
       みーごくんの おかあさん!
       みーごくん、タイが 
       たべたいとか・・・。」

三毛猫「まあ、それじゃ タイに 
       しましょ!」



おさいふを のぞいた 
おかあさん、

三毛猫「ざんねん、いわしの 
       おだいくらいしか ないわ。 
       おほほほほ」
 
くま「それは ざんねん」

とおさかなやさん。

やぎ座「それは ざんねん」

とゆうびんやさん。



そんなようすを みていたのは 
きんじょの うさぎのおくさん。

うさぎ「あら! 
       それなら きのう
       パーティーで もらった  タイを
       もっていってあげましょう! 
       わたしは にんじんのほうが
    すきなのでにんじ
 


そのひのごご、みーごの いえに 
タイが とどきました。

おれいに にんじんを わたすと 
うさぎのおくさんは ぴょんぴょん 
はねて よろこびました。


 
黒猫「あー、ぼく 
      とうとう きょうは
      イワシ じゃなくて タイが 
      たべれるよー!!」
 
                    あっ・・・! 

はっとして とびだす みーご。



あの おみせは いつもみたいに 
しまっていて かんばんも 
みあたりません。

黒猫「あの おじいさんは 
       だれだったんだろう。」

ふとみると、しまったとびらに 
こんな  てがみが  はってありました。



犬『だまっていては な~んにも
       はじまらん。
       みんなに きこえるこえで 
       いったら かなうことも 
       あるようじゃ。
       わしの  ねがいも  かなったよ。
       ありがとう。』

黒猫(おじいさん、ありがとう…。)

みーごは、いぬのおじいさんの 
ことばを おとなに なるまで 
ずっと おぼえていました。

 

おとなに  なった  みーごは、
あるひ だいすきな となりの 
ちゃっぴーちゃんに いいました。

それは   それは   おおきなこえでね。

 
黒猫「だいすきな ちゃっぴーちゃん
       ぼくの およめさんに
       なってください!!!」
 

 
さぁて、オッドアイ猫ちゃっぴーちゃんは、
なんて こたえたのでしょうね。

 
みーごの おうちを そっ~~と 
のぞいて みましょうか。黒猫オッドアイ猫ラブラブ

(みーごのおうちの窓:
    しかけ絵本の予定です)
 
                             おしまい


ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺ぽってり苺




最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました(⑅˃◡˂⑅)


ことりセキセイインコ黄