トラウマさんたちとさようなら | 言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

言葉に想いをのせて 〜描く未来はいつも、光り輝いている〜

伝えたい言葉がある…
届けたい想いがある…

『絵本出版の夢を叶える』までの過去記事と、
これまでの人生や日々の想いを、皆さまの心と重なったり、響きあったりできますことを願いながら綴ります。

こんにちは  やまの  ことり  です

人生にはトラウマがつきもの。

トラウマは箱に閉じ込めて、
できる限り触れたくないし、
触れられたくないですよね。

でも、このトラウマさん、
幸せな生き方の邪魔をしていませんか?

過去に起こった事実や記憶は
変えることも消し去ることも出来ません。

でも、生き方や考え方は変えられます。

きっかけやチャンスを見逃さず

あえて心の傷や苦手なことに
向き合うことで、

トラウマを克服することが出来る!

幸せな生き方が出来るのですね…。

わたしは今、心に閉じ込めてきた
沢山のトラウマさんを解放しながら
人生楽しくのびのび生きてます!


最初に解放したトラウマさんは

  “人前恐怖症”さん

現在の仕事では、年に数回あるイベントの司会を担当しています。
数百人の前で司会など、以前のわたしには想像もつかないことでした。

人前に出て、自分が見られている
と思った途端、
手足が震え、カラダ中が熱くなり、
声が震え…るどころか、
頭の中が真っ白になり
言葉を失ってしまうんです。

そう、あの日から…。



それは中学生の時の合唱コンクール。

そこで、わたしは
人生初のピアノ伴奏をしたんです。
それも、クラスで作った
オリジナル曲に
わたしが伴奏を付けて弾くというもの。

結論から言うと…

勿論、結果は散々(~_~;)

トラウマになるくらいですものね。

ピアノの前に座った途端
緊張のあまり
頭の中が真っ白に!

やっと弾きだせば、
指が震えていうことを聞かないし

ミスを連発して
そのうちにどこを弾いているのか
何を弾いているのか
わからなくなり手が止まり

でも、みんなの合唱はそのまま続く。

最後にようやく少しだけ弾けたけど

会場からのざわめきとみんなの目…

恥ずかしいやら
情けないやら…
安請け合いをして
迷惑をかけてしまったという
申し訳なさやら…

穴があったら入りたい
状態でした。

クラスのみんなは、責めることなく
許してくれたけど、
わたしは自分を責めて責めて
責めまくりました。

経験もなく

技術力もなく

満足いくような練習もせず

準備不足で自信もなく

なのに、へんなプライドがあって
他人に弱みを見せられず、
誰にも相談できず、
ひとりで抱え込むという悪い癖

これは考えてみれば

起こるべくして
起きた悲劇

した。


その日からずーっと、

人前での発表や注目されることが
とても恐ろしくて、
できる限り避けて生きてきました。

娘が、学校でピアノ伴奏を引き受けてきた時なんて、自分の経験がよみがえって、ぞーッとしたものです。

ありがたいことに、
娘は難なくこなしてきましたが(笑)

わたしとは違うのね…ホッ


そんなわたしに、試練が訪れたのは、
娘の小学校の役員時代。

創立記念式典と
外部からの講師を招いた
講演会の司会を任されたのです。

え⁇ ちょっと待って!
どうしてわたし⁉︎

途端にまたあのイヤな記憶が…

何とか担当を変えてもらえないかと
相談しましたが、聞き入れられず、

わたしは頭の中で
自問自答を繰り返しました。

立場上、逃げられないし

こうなったらやるしかない

でもここでまた失敗したら
一生立ち直れないかもしれない

それでもやるしかない

これはある意味、自分を変える
チャンスかもしれない

失敗には原因があるはず

どうして失敗したのか

どうしたら失敗しなかったのか

そうだ、失敗の原因を取り除けば
きっと大丈夫!

…そう信じて、今度そこ
目の前の現実を受け入れることに
しました。

初めに、わたしは要らないプライドを
捨てました。

自分にとって、人前に出ることが
どれほど苦手なことかを
仲間に話しました。

助けて~!協力して~!って。

それからの数週間ー

コンプレックスだった
イントネーションを勉強し
(何てったって天下の茨城ですから)

原稿を、何度も何度も声に出して読み

小さいことも一つ一つ確認し、

司会進行中に想定される
様々なことに対処できるように
協力を求め

そして、あとは練習、練習、練習…

嬉しかったのは、
アドバイスをくれる仲間
練習に付き合ってくれる友達
励ましてくれる人たちが
沢山いたことでした。

出来ることをやり尽くすと
何だか気持ちが落ち着いてきました。

最後に必要なのは、
ここまで練習と努力したのだという
自信を持って臨むこと…。

そして迎えた当日。

司会者の演台の前に立つと
初めこそ、緊張して
手足がガクガクしましたが、
深呼吸をして
ゆっくりと落ち着いて話し始めると
次第に緊張が解けていきました。

そして…

100点満点ではないけれど、大きな

失敗をすることなく

無事に終えること

が出来たのです。

終わった後の、
みんなからの笑顔と
ねぎらいの言葉は
本当に嬉しいものでした。

何より、1番嬉しかったのは
ふたりの娘だちが
誇らしそうにしてくれたこと。

「ママ上手だったよ!」

「お友達にも、いっぱい褒められたよ!」

「ママ、すごいね!」

  って、ニコニコしてくれたこと。

もし、失敗していたら、
この子達にも恥をかかせてしまったよね。あーこわい(汗)


正直、司会の仕事は何度経験しても
毎回とっても緊張します。

臨機応変に対応出来るか
ドキドキです。

でも、しっかり準備をして臨めば
きっと大丈夫‼︎

そして、
自分を良く見せようとせず
肩の力を抜いて
等身大の自分で臨むこと。

たまの失敗も、
自分でフォロー出来る
くらいになりました。

会場に飲み込まれず、
飲み込んじゃうくらいの
余裕が持てたらいいのかも。



人生は不思議ですね

こんなに違う自分になれるんですもの。

そして、それは
きっかけをチャンスにしてチャレンジ
したからかな…

思い出したくない苦い思い出は、新しい自分の可能性を見つけるきっかけになったありがたい過去の出来事

となりました。

そして忘れてはいけないのは感謝。
助けてくれた沢山の人たちが
いるからこそです。

みなさん、ほんとに

ありがとう!!

そして

トラウマさんさようなら~~!!