朱実さんを知ったのは2016年11月。
当時、私は飲食業への転職を
本気で考えていました。
そんな時、吉祥寺の友人から
自分がよく行くカフェで面白そうな
イベントがあるから行ってみたら?と
声をかけてもらい、参加したのが
まだ珍しかった間借りカフェについての
トーク会でした。
カフェで独立を目指しているような方が
集まっていたように記憶しています。
オーナーの朱実さんは
独特の雰囲気のある人で
なんていうか、足の裏が地面についていなくて
猫のように足音立てずに歩いていて。
でも姿は猫とか犬といった動物に例えられない
佇まいで
洞窟の中の本屋さんみたいな
魔法使いの弟子の、偉そうにしているけど
下っ端みたいな(失礼💦)
とにかく、独特な雰囲気のある女性でした。
トーク会に参加したあと
朱実さんに直接、お話を伺い
自分も参加したいなと考えていたある日。
トーク会で話された内容とは違う形で
シェアカフェをスタートさせるというので
(これも朱実さんらしいのねwww)
週1回、夜カフェをやらせていただくことに
なりました。
初めはカフェのグランドメニューを
覚えるとこれからスタートし
慣れてきた頃、グランドメニューに
自分のオリジナルメニューを加えて
夜カフェで自分のやりたいことを
試していきました。
味噌作りのワークショップや
お金の勉強会。
占いの会など、イベントも企画してと
夜カフェをやっていた期間は
私の、のちのちの仕事や地域活動に
大きな影響を与えてもらった期間でも
ありました。
夜カフェをしていた間は
このクワランカカフェの独特な雰囲気の良さが
正直、私にはイマイチわからなかった。
ガタついたテーブル。
クッションのヘタったソファ。
うっすら汚れた看板に
事務所みたいな入口のドア。
なんでもっと新しくしないのかな?
看板なんてお店の顔なんだから
キレイにすればいいのに…
と
思ってた。
2017年の夏前、私は夜カフェを卒業し
2018年の年末に、朱美さんは病気治療と
家族との時間を優先させる為にカフェを閉店。
そして2019年の12月に
朱美さんは虹の橋を渡って行っちゃった。
私も2018年末に離婚して実家へ戻り
吉祥寺生活を卒業してから2年が経つ。
元々、実家生活が長かったけど
約14年ぶりに帰ってきた地元と吉祥寺では
当たり前だけど飲食店の環境が違いすぎて
未だにお気に入りのお店を探せていない…。
『あ〜…クワランカみたいなお店が
地元に欲しいなぁ〜』と
ひしひしと思うのです。
ガタついたテーブル。
ヘタったソファが懐かしい。
いつか…
家に帰りたくない時。
何か考え事がしたい時。
その存在を思い出して、そっと行ってしまう。
そんなお店を作りたいなと
改めて思うのでした。





