今朝は、雨なので朝のウォーキングは休みました。

先日の「坪口先生」のことで思い出したことがあります。

それは、福井国体の閉会式でのことです。

入場行進の途中で、大きな昼花火が打上げられました。

私たちブラスバント部員は、指揮者のタクトを見ながら、皆の音、自分の音を確認しながら演奏しているわけです。

ところが突然の昼花火の音で、一瞬・皆の音や自分の音が聞こえなくなり、それでも指揮者を見て演奏を続けようとします。

すると金管と木管のパートで1小節ずれてしまったのです。

そこで、瞬時の判断だと思いますが、坪口先生はタクトを止め、最初からの演奏スタートの指示を出されました。

これはすごいことです。

一瞬の判断で、動いている集団のリズムを止め、再スタートを指示されました。

ほんの瞬時の判断で数百人の生徒を一つにまとめられたわけです。

歩いている選手や観客は、ほとんど気づかないほどの早業で元の行進曲に戻りました。

福井の中学・高校の選抜チームですから、まとめるのは大変だったと思いますが、その経験から私はリーダーの在り方、一瞬の判断力、思い切った行動を学びました。

今、考えると、それぞれ優秀な先生が、学園にはおられましたね。

二代様の芸術・教育に対する考え方や信念と思います。

本当にありがとうございました。

指導者の在り方とは？