やめたい食べグセ (ベスト新書)/ベストセラーズ

¥864
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久しぶりに作った新書です。構成として関わらせてもらいました。
森拓郎さんは、ダイエット本のベストセラー『ダイエットは運動1割、食事9割 91日間[実践ノート]』の著者。

話していて、原稿を読んでいて、すごくよく分かる話ばかり。
というか、実はお会いする直前まで森さんの本は読んだことはなかったのだが、打ち合わせ前に通読すると、まぁ、僕が実践していることとほぼ同じ!
僕がこれまでのフィットネスやダイエット取材で身につけてきて、自分で実験しながら体作りしてきたことが、間違っていないのがすごくわかった(笑)。
納得できることばかりだったので、厳しいスケジュールでもスムーズに仕事が進んだ。

それに版元の担当編集さんも、すごくしっかり仕事ができる人だったからね!

しかし、森さんの食に対しての知識と造詣は素晴らしく深い!
そして「こうあらねばならい」という決めつけでではなく、「こうすればいい」、「こっちにすればもっと良くなる」というもの。わかりやすく、優しい語り口が多くの人から受け入れられる秘訣なのだなぁ。

2015年8月22日に最初の打ち合わせ。そこから数回のミーティングを繰り返しながら、校了は9月28日…。
このスピード感、同じ業界にいる人であればわかると思いますが、到底、書籍のスケジュールではない(笑)。
でも、何とか当初の発売予定通りに出版できてホッと一安心。

日頃、栄養や食生活に割と無頓着な男性向けに作ったのだが、女性にだって当てはまることばかり。少しでも多くの人の読んでもらいたいと思っています。

書店の新書コーナーにあるので、ぜひとも手に取ってレジまで行ってね(笑)。


フルーツメール
昭和40年男8月号


昨年末から仕事をしている『昭和40年男』という雑誌の8月号(隔月刊)が7月10日に発売された。

もう4回も記事を書かせてもらっているのに、そういえば、このブログでは一度も書いていなかったなぁ(笑)。

書名通り昭和40年生まれの男だけにターゲットを絞った、かなりコアな存在の雑誌なのだ。毎回、1テーマをググッと掘り下げて特集しています。

だから、その前後の年齢、僕なんかが読んでも面白いのだけどね!

そして今号の特集は「俺たちが目撃した革新(エポック)。」

どういうことかというと、昭和40年、あるいはその前後の歳の男が過ごした時代に現れた革新的な様々なことを取り上げ、分析し、それがどんな風に今につながっているかを探求した企画なのです。

取り上げている分野はF-1にバイクのレーシングマシン、フラッシャー付自転車に刑事ドラマや特撮テレビドラマや映画、ウォークマンにオーディオ機器、野球と大相撲にプロレスと多岐多彩。

しかし、この雑誌では、いつも“楽しき仕事”ができる。
それは僕が生身で体験し、興味を持ってやってきたことを、さらに追加取材して構成し、書くことができるから。

で、僕はレーシングバイクと自転車を担当させてもらった。

今回、レーシングバイクのページでは、元ホンダワークスライダーの宮城光さんに取材した。
実は彼、僕と同じと年齢。
そして……、僕がバイクのロードレースをやっているとき、鈴鹿や筑波でブチ抜かれたことがある(笑)。ただ、マシンのクラスが違うので、実際のレースではなく、サーキットの一般練習日でね。
「僕はいいマシンに乗せてもらっていたから」なんて言っていたが、そんなことはない。
彼は本当に速かった。そして僕は本当にへなちょこだった、というわけ(笑)。

そんな話から入って、古いバイクや途中で現れたエポック・メイキングなマシンの技術について、大いに盛り上がりながら話ができた。

miyagi_hikaru


おかげで記事の内容もかなり濃く、充実したもにできたと思っている。
もちろん、もう一つ僕が大好きな、自転車の記事もね。

ほかにも、僕が書いたわけではないけれど、アニメ『タッチ』の南ちゃん役の声優を務めたアイドル、日高のり子さん(そういえばこの方も僕と同じ歳!)のインタビューなども載っているので、書店やAmazonで「ポチッ!」としてでも、手に入れてみてくださいな!
語れ!WWE
キラー・カン


久しぶりの『語れ!』シリーズの仕事をした!

このシリーズ、かなりコアなテーマをマニアにも初心者にもわかるように書かなきゃいけないのが、苦労するところでもあり、楽しいところでもある。

今回は草野仁さんとキラー・カンさんのインタビュー2本だけで、他のWWEユニバース向けの記事は担当しなかったのだが(笑)。

正直に言ってしまうと、数年前にケーブルTV解約してしまってから、実はWWEを観ていなかったのですよ。だから最近の動きの知識がなかったから少し心配だった、インタビューに行くのが…。

だから結構、事前に最近の情報を集め、お二人の関わりも調べたのだが、インタビューとなったら、まぁ、そんな心配も何処へやら!

僕が軽く質問を振ると、まぁ、お二人ともどんどん話してくださる!
だからすごく助かったし、楽しかった!

草野さんは、WWEの面白さを熱っぽく語ってくれました。
しかも、ただ楽しむだけでなく、WWEのエンターテインメント性について、非常に細かく分析なさっているので、これから観る人には、すごく参考になると思います。

キラー・カンさんは、あまり公にはできないぶっちゃけ話がたくさん(笑)。
インタビューしていて、実はそれが一番楽しかったのだが、「とてもじゃないけど、書けないよね~」と編集さんと(笑)。でも、WWEにいた時のことはたくさん語ってくれたので、良い記事になっていると思います。

書店でも、アマゾンで「ポッチ!」とでもいいから買ってみてね!


勝手に大羽毛審議会_トークショー



やくみつる氏&デーモン閣下の対談本『勝手に大相撲審議会』では、構成を担当した。
お二方の会話の間に言葉を挟み、録音して原稿に起こし、あっちこっちに飛び跳ねる話をつなぎ合わせ、入れ替え、言葉を整え、読める文章に仕上げていく……、という作業だ。

でも、もちろん僕一人だけの力で本が出来上がったのではない。

版元の担当編集者に編集部、営業の人たちに宣伝担当者、デザイナーやカメラマン、DTP担当の人に印刷所……。もっと言えば、取次に書店まで本を運んでくれる運送屋と、すごく多くの人が関わって、ようやく一冊の本が店頭に並び、読者の手に届く。
まあ、今ではネットで「ポチッ!」とするだけでも送られてはくるけど、その間にも人の手が多く関わっている。

本当にみなさんに心から感謝です。

で、発売はら5日後、3月15日には、リブロ池袋本店で僕も登壇させてもらってのトークイベント。
当日は160人以上の人が来てくれて、やくみつるさんとデーモン閣下の影響力がすごいものだと思い知らされた。
TVやスポーツ紙mネット媒体も取材してくれて、本当に良かった。

僕はMCとして、お二方の会話の進行したのだけど、いや~、楽しかった。
会場でも言ったのだが、この感じは制作中の対談のままの雰囲気。

僕の役割としては、途中で合いの手を入れながらも、会話を途切れさせることなく、展開させていくこと。つまりは、あまりしゃしゃり出るのではなく、お二人の魅力を引き出していくのが大切だ。

これは制作の編集ライターの仕事と同じだから、まったく緊張することなくこなせるのである。

しかし、対談現場と違うのは、来てくれている「お客さんとの一体感も作り出さないといけない」という役割も追うこと。
これには、昔だけど、あるライブバンドのマネージメントから舞台監督のようなことまでやっていた経験がすごく役立っている。

とは言っても、やくさんも閣下も慣れているから、ツボを心得ていらっしゃる。だから、ほとんど何もしなくていいのだが(笑)。

そんなこんなでやり終えた仕事。
時間をかけて作り上げて、半分は楽しみにもなっていたいたので、完成したのは嬉しいし、売れてほしいけど、「もう、終わっちゃんだ~!」という少し寂しい気持ちもあるのだよね~~(笑)
勝手に大羽毛審議会_カバー


前回の「筋トレムック三冊刊行」からずいぶん久しぶりのブログアップです。
その間も出版物がなかったわけじゃないけど、雑誌の数ページとかだったので、ここでは書かなかったので…。

この『勝手に大相撲審議会』は、一冊まるごとの担当書籍。
好角家として知られる、やくみつるさんとデーモン閣下の相撲に関する対談をまとめたものです。
NHKの相撲中継のゲストに呼ばれたり、他の番組でもコメントや解説をするお二方だけど、実はこれまで、相撲に関しての書籍は出していなかったので、注目の一冊だと思います。

やくさんと閣下の相撲に対する思い入れから、歴史解説に今の相撲界に対する提言などなど、たっぷり濃い内容を入れられたと思っています。相撲を知らない人が読んでも、自然と相撲のことがわかっていくような仕上がりにできたと思うな。
なんたって、やくさんと閣下の会話だから、立ち会っていても面白くない訳がない!
本当にいろんな会話が飛び出したのです。
お二方が個人的に付き合いのある力士や親方との話や情報など、普通では知ることができない内容もちらほらと(笑)。

ところでインタビューや対談というと、取材対象者が言ったままを書いていると思うかもしれないけれど、そう一筋縄じゃ行かないのだよね。
しゃべり言葉を文字にしても、文章にならないのですよ。
まあ、これは出版に関わっている人であれば誰でも知っていることだけどね。

そこで話の順序を変えたり、意図や内容が変わらないように言葉をつむいで、作って文章化したり……、その他様々な作業が必要なわけ。
それをやるのが、僕の仕事なのですよ(笑)。

しかし、巻末に記載してあるので書いてもいいと思うのだけど、この企画がスタートしたのは、実は2013年。そう、あしかけ3年での完成。それだけ僕にとっても思い入れがあるんだよね。
だから、興味を持ったら、ぜひとも読んでみてくださいね!

『勝手に大相撲審議会』(中央公論新社刊)は3月10日発売です!