先週の金曜日の朝、母が逝きました。
介護な日々は終わってしまった・・・・。
母の希望で、「延命治療なし&自宅で最後を迎えたい。」在宅医療のまま
。
数週間はなかなか終日熟睡することもできず、痛みや息苦しさに耐えながらの日々。
先生には薬で鎮静させて上げるしかもう方法は無いと言われていた。
「苦しく無いようにしてくれるって言ったじゃない!」と、我慢強い母が・・・初めて声を荒げた・・・。
座薬を入れて「元気出るように、少し眠ろうね」とだましだまし薬を使う。まさか、このまま逝ってしまうとは・・・私も思いもしなかったから。
薬の切れ目に目を覚ました時には、息子(孫)に「おばあちゃん大丈夫かなあ・・・? 健康がなによりだよ。○○くんは大きな病気もしないで偉いよね。」っと、はっきり話していたのに・・・。
4時間ごとに座薬を使って12時間・・・数日間の疲れと睡眠不足の私はここまできて1時間ほど寝てしまった・・・腕をさすって「お水飲む?」と話しかけ・・・気がつくとあれだけ激しかった息遣いが無い・・・・・・・・・・。
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まさか・・・?
あわててパルスオキシメーターを指にはめてみるが、測定しない。
逝ってしまった・・・・・・・。
あわててて人口呼吸をしようかと仰向けにしたが、「延命措置はしないで欲しい。」を思い出し・・・震えながら手を止めた。
なんで最後に寝てしまったのか!
息が止まるその瞬間に立ち会ってやれなかった!
何してんだあたし!!
ごめんねと繰り返し。点滴も止めた・・・。
時間がたつにつれてあんなに苦しんでいたとは思えないほど安らかな寝顔になり、顔色もきれいになっていく。
近々別れが来ると覚悟はしていたつもりだったけど、実際は母が居なくなるなんて・・・覚悟なんてこれっぽっちも出来ていなかったんだ。
酸素の機械の音も母の咳や痰を出す声も、夜中の携帯コールも無い、
静かすぎる夜。
姿かたちがなくなってしまったら、なんか夢の中にいるようで、日にちの感覚がなくなってしまった。
今日は何日?何曜日?を繰り返し・・・。やっと今日花屋に花を買いに行き、和菓子屋で好きだった菓子を買ってきた。
桜が咲いたら、一緒にお花見に行こうね・・・母さん・・・。