支援の形態もさまざま
ANAの場合、所属選手は羽生選手と競泳の瀬戸大也選手の2人だが、他にもグループ会社の社員アスリートとして活躍したり、個人やチームとしてのスポンサー契約という形を取ったりするなど支援の形はさまざまだ。支援種目も身体・知的障がい者水泳、バドミントン、バレーボール、ブラインドサッカー、野球の侍ジャパンなど多岐に及んでいる。
スポーツ用品メーカーのような直接のつながりはないものの、国内男子ゴルフのANAオープントーナメントは1973年からスポンサーとして参加しており、スポーツ支援の歴史は国際線参入よりも長い。現在では、東京マラソンなどのスポンサーをはじめさまざまなイベントにも協賛している。
転機はJOC協賛と福原愛さん
ANAにとって転機となったのは、2005年に日本オリンピック委員会(JOC)へ協賛したことだ。同年には卓球の福原愛さんとスポンサー契約を結び、07年からは同社初の所属選手となって活躍した。その後、13年に羽生選手、17年には瀬戸選手と、五輪競技の所属選手が増えるきっかけとなった。羽生選手は14年ソチ大会、18年平昌大会と冬季五輪で連続の金メダルを獲得しているが、ANAの担当者は「メダル獲得など活躍はもちろんありがたいが、スポーツ選手は活躍する時ばかりではない。仮に表彰台に上がれなかったとしても、頑張る姿や活躍するまでの過程も魅力となっている」と語る。16年のリオデジャネイロ夏季五輪以降、実質的に選手活動がなかった福原さんは、最近まで同社の所属選手だった。担当者は「ANAの顔として長年支えてくれた福原さんの功績をたたえ、感謝の気持ちを込めて引退後もサポートしてきた」と話す。
グループの一体性を醸成する社員アスリート
羽生選手、瀬戸選手、大坂選手のようなトップアスリートだけではない。ANAには14年からJOCの就職支援制度「アスナビ」を通じて、グループ会社に就職しながら競技生活を送る選手もいる。ラグビーやスピードスケート、さらにはパラリンピアンも含め、夏冬関係なく多彩な選手がANAに11人、グループ全体では27人在籍している。
社員が出場する大会には、グループ会社の社員が一丸となって応援する。数十人の社員が観客席から声援を送る姿を見て「応援してもらいたい」とANAに入社した選手もいるほどだ。ANAの人事担当者は「社員アスリートの業務は、人事部門のサポートなどを担当してもらっていることが多い。あいさつがしっかりしていて礼儀正しいので職場の評判は良い。世界の中で努力して挑戦する姿を見せることで社内の活性化にも一役買っている」という。
五輪後も支援続ける
ANAは今年1月、大坂選手ともスポンサー契約を締結した。かつては国内線のみだったANAも、現在は国際線から多くの収益を上げるようになり、よりグローバルな視点での取り組みが必要となっている。大坂選手との契約は、より幅広く世界に普及している競技の選手を応援するという意味合いがあるという。
20年東京五輪・パラリンピックが間近に迫っているが、ANAは東京大会が終わった後もスポーツへの支援は続けていくことにしている。
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20190427/k00/00m/050/054000c
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ANA様の結弦さんのご紹介ページ
https://www.ana.co.jp/ana-info/ana-athlete/hanyu.html
ANA様の想いとしてこの様に書かれてあります。
羽生結弦選手は、海外を拠点に自らを磨き、世界に向けて大いなる挑戦を続けています。
『世界のリーディングエアライングループ』の実現を目指すANAは、『努力と挑戦』を掲げ、ますます進化する羽生選手をサポートしていきます。










