久しぶりの更新ですが、

 

今回は忘備録というか、

 

自分の心の内を吐き出す場所がないので、

 

気持ちのアウトプットをする作業です。

 

 

実家の父が、末期がんで入院しています。

 

どうやら、3月から入院しているようですが、

 

正確なことはわかりません。

 

私が知ったのは、10日ほど前でした。

 

 

父には、1~2か月に1回のペースで実家に顔を出して、

 

会いに行っていました。

 

が、今年に入ってから、私がバタバタしていて時間がなく、

 

なかなか会いに行けていませんでした。

 

 

3月に入って、メールをしても返事が来ないので少し心配したのですが、

 

私のメールアドレスが使えなくなって、SMSでメールを送ったので、

 

 

『私だって気付いてないのかな?

 

それとも、そろそろメールが難しくなってきたのかな?』

 

 

と、思っていました。

 

 

その後、またメールを送ってもやっぱり返事がなかったので、

 

4月に入り、電話をかけてみることにしました。

 

呼び出し音は鳴るのに、電話に出ない父。

 

翌朝もまた電話をかけたけど、

 

今度は電源が切られていました。

 

そのまた翌日も電話の電源が入っていなかったので、

 

心配になって、自分の通院の後に実家に行きました。

 

 

実家には誰もいませんでした。

 

仕方がないので、仕事中であろう弟に

 

 

「もしかして、父親って入院してたりするのかなぁ?」

 

 

と、メールを送りました。

 

すると、弟からは、

 

 

「三月くらいから調子が悪いと言って入院しとる。

 

検査もして、尿管癌やけど年齢的に手術は無理と言われた。」

 

 

と、返事がきました。

 

 

「どこに入院してるんやろう?

 

しばらく入院になるのかな」

 

 

と、聞いてみると、

 

 

「余命、半年位かな?〇〇病院に入ってる。

 

もう出れない。面会は前もって予約が必要で15分程度だけ」

 

 

と、また返事がきました。

 

 

父の様子が全く分かりませんでした。

 

今、どの程度の状態なのか。

 

とりあえず、面会に行って会うしかないと思いました。

 

 

会いに行ってみると、父はもう、意思の疎通ができない状態でした。

 

ほとんど目も開けず、寝たきりで、言葉を発することもありません。

 

どうして、もっと早く、話せるうちに教えてくれなかったんだろう…

 

 

父に会った帰り道、叔母からメールが届きました。

 

 

「お父さんの病院に行ってくれてるんやね?

 

今日は泊まれないよね?」

 

 

と、聞かれたので、

 

 

「入院していることも、病状も何も知らされていなかったので、

 

今日は泊まれません。」

 

 

と、返事をしました。

 

すると一転、予想通りの反応が、叔母から帰ってきました。

 

態度を豹変させた叔母は、

 

 

「あなた、おばあさん(私の祖母)が亡くなってから今までに、

 

自分からお父さんや家のことで、弟なり私なりに連絡してきたことないやんか!

 

法事やお父さんの病気のことは、みんな弟と私でしてきたんよ!」

 

 

と、怒りに任せて一気にメールが届きました。

 

 

そもそも、私が実家から距離を置いたのは、

 

この叔母のせいでした。

 

叔母は昔から、なぜか私に対してものすごく当たりがきついのです。

 

私の何が気に入らないのか、全然わからないけれど、

 

何を決めるにも、弟と二人で全部決めてしまって、

 

私が口をはさむ余地はありませんでした。

 

 

祖母が亡くなった時、祖母のお葬式の準備で、

 

葬儀屋さんと打ち合わせをするときに、

 

 

「耳が聞こえないから一緒に話を聞いてほしい」

 

 

と、父が私に言うので、一緒に話を聞いていました。

 

葬儀屋さんからの提案に、私と父が納得したものの、

 

父が叔母の意見を心配して、

 

 

「叔母の言うとおりにしないとうるさいので」

 

 

と、葬儀屋さんに言いました。

 

葬儀屋さんは、

 

 

「喪主様のお気持ちが一番大事なので、

 

喪主様の思うようになさっていいと思いますよ。」

 

 

とおっしゃってくださいましたが、

 

結局叔母が大激怒。

 

叔母は大声で葬儀屋さんを怒鳴り散らし、

 

自分の思うように仕切っていくのでした。

 

父を挟まず、私の弟と二人でどんどん決めていきました。

 

それだけでも、横暴だなぁと思っていましたが、

 

祖母のお葬式では、私と息子が最後に祖母の顔を見ようとすると、

 

 

「いいからあっちの控室に早く行っといて!」

 

 

と、祖母に会わせてくれず、

 

弟のお嫁さんと子供たちには

 

 

「最後におばあちゃんに会ってあげて」

 

 

と、優しく声をかけるのでした。

 

そして、式の席では、私と息子だけ、家族の席から離れて座らされました。

 

 

私は叔母と会うたびに、どんどんメンタルが削られて行くので、

 

父にはその後、

 

 

「申し訳ないとは思うけど、

 

叔母がいるところには行けません。」

 

 

と、何度も謝った上で、実家から距離を置くことにしました。

 

 

叔母や弟は、私が何も言わないからという理由で、

 

父のことは私に相談してくれることもなく、

 

全部決めてしまう上に、決まったことも教えてはもらえませんでした。

 

私が横から口を出すと、また、叔母が激怒するので、

 

私は何も言わずに、父にだけ会いに行って、

 

ちょくちょく様子を見に行っていました。

 

父は父で、私が父に会いに行っていることを

 

叔母や弟には一切話していなかったようで、

 

(それも想定内)

 

叔母や弟は、私は父をほったらかしにしていると思っていたと思います。

 

 

もちろん、お互いに言い分はあると思います。

 

父のことを弟に任せきりにしていることを

 

申し訳ないとも思っています。

 

でも、こうなるには、かなりの理由があるということを、

 

叔母や弟は一切考えてはくれません。

 

 

病室で鉢合わせしてしまうと、

 

父の前でも平気で怒鳴り散らすであろう叔母なので、

 

私は弟や叔母がいない時を見計らって父の面会に行っています。

 

 

ですが。

 

父に対しても、いろんな感情は心の中に渦巻くのです。

 

私は長い間、父と折り合いが悪く、

 

父のことを嫌いでした。

 

どうしてみんな、私の家族は私を否定するんだろう…と、

 

ずいぶん長い時間悩みました。

 

私が離婚して、3か月だけ実家に身を寄せたときも、

 

私は父に何度も何度も怒鳴られました。

 

息子の前でも私をののしったり、怒鳴ったりする父に、

 

耐えられなくなって、逃げるように今の家に引っ越してきました。

 

父を恨んだり、憎んだりする時間もありました。

 

 

不思議なことに、死を目前に迎えた父を前に、

 

今の私は父への負の感情がなくなりました。

 

 

今、私が父のそばに居られる時間は本当に短いです。

 

毎回、面会に行くと、

 

 

『今日が最期かも。』

 

 

と思いながら帰ってきます。

 

父に万一のことがあっても、私には知らされないかもしれない。

 

それも、覚悟の上です。

 

父との時間があとどれだけ残されているかはわからないけれど、

 

自分ができることはできるだけやろうと思っています。

 

 

でも、毎日、地味にメンタルえぐられてます。

 

一度きりの叔母からのメールが、

 

ボディブローのように、毎日私の心を蝕んでいて、

 

すごく苦しい毎日です。