3月27日月曜日、
祖母のお通夜の日。
朝、10時過ぎに実家に行きました。
実家につくと、
大の苦手な叔母がいません。
父に聞くと、
叔母は荷物を取りに家に帰っているとかで、
お昼には帰るとのことでした。
実家につくと、
父の他に、近所のおばさんがいて下さって、
このおばさんは、祖母と本当に仲が良く、
遠い親戚にも当たります。
おばさんの顔を見ると、
不意打ちで、涙が出てきました。
『ああ、私、
哀しいのかな。』
その時私はそう思いました。
お葬式をする会館の担当の方が来ていて、
父しかいなかったので私も打ち合わせに立ち会いました。
実家は田舎で、
めんどくさいしきたりもあって、
会館の方は沢山の驚く顔を見せておられました。
会館の方がよかれと思っていって下さる提案を
電話で叔母に了承を得る父。
それを見た担当の方は、
「妹さんに確認をとらないといけないんですか?
一番大事なのは、喪主様のお気持ちなのですが、
妹さんの仰るとおりでよろしいですか?
喪主様の思いや希望はなんですか?」
と、父に聞きました。
叔母は、
何でも口やかましく口を出してきて、
自分の思い通りに事が運ばないと嫌な人だと
父も私も解っていて、
だから父は、
「まかせているので何も希望はない」
と、答えていました。
お昼に帰ってくると言った叔母は14時まで帰ってこず、
私のお昼ご飯はありませんでした。
父に聞くと、
「叔母の買ったものには手を出すな。」
と言って、
自分の買っていたおそばを食べても良いというので、
二人で分けて食べました。
実家について祖母の顔を見たとき、
祖母はまるで眠っているようで、
穏やかな顔をしていました。
きれいにお化粧をしてもらった祖母は、
ピンクの口紅を塗ってもらい、
とても可愛い顔で眠っていました。
お通夜は18時から。
お通夜の間も、
涙が出ることはなく、
『ああ、長いなぁ。
早く終わらないかな。』
なんて思いながら、
遠い世界にいるかのようでした。
お通夜が終わった後、
お通夜に来て下さっていた近所の方は、
みんな残っていました。
私たち家族が食べるはずだった食事は、
お通夜に来て下さった方々が食べてしまい、
私と義理の妹はほとんど何も食べられないまま、
月曜日は終わりました。
ちなみに、
月曜日、私は実家に泊まりませんでした。
本当は、
祖母との最後の夜を一緒に過ごしたくて、
実家に泊まってお葬式には実家から行くつもりでした。
でも、
実家に行ったら叔母に、
「どこに寝る?
布団あるかな。
(二部屋あるうちの)
こっちの部屋は私(叔母)と娘と孫が使って、
あっちの部屋は私(叔母)の息子が使うねんけど。」
と、言われた私。
本当に呆れかえりました。
一晩くらい、
同じ女なんだから、
「ちょっと狭いけど一緒に寝る?」
とか、
家族なんだから、
「息子をこっちで寝かせるからそっちの部屋で寝て?」
とか、言えないかね・・・。
うんざりして帰ることにしました。
ばあちゃん、ごめんね。
明日の朝、
息子と一緒に行くからね。