雨の日のおでかけ

今日は図書館に行くつもりで

昨日から張り切っていたのに、

今朝起きてみたら、

空はどんより曇り空。

いっぱい雨が降っていた。



『なんだ、雨か…』



図書館の本を持って

雨の中歩くのはキツい。



「仕方ない、

明日にするか…」



そうつぶやいて、

コタツに入る。

いつものようにコタツに入り、

いつものようにテレビをつけ、

テレビの音を聞きながら

他のことをする。

いつも通りの朝。

だんだんと

目の奥が痛くなってくる。

頭が痛い。

少し横になって

目を閉じる。

静けさが落ち着かなくて

音楽をかけるけど、

その音で心が落ち着かなくて

眠れない。

また、音楽わ止めて目を閉じる。

しばらく眠ったみたい。

目を開けて

起き上がると

2分もしないうちに

やっぱり目の奥がズキズキする。

「先に、ご飯食べようかな。」

お昼ご飯を食べる。

『このまま家の中にいるのは

よくないのかも…』

ふと、閉じこもっている自分では

いけないなぁって思い直し、

「今からやっぱり図書館に

行こうかな」

そう言って、

着替えて外に出た。

外は降りしきる雨。

長靴を履いて

傘をさして

バスに乗った。

バスに乗って行くならと

借りていた本を全部カバンに詰め込んで

家を出た。

窓の外はどこも水の世界。

窓を打つ雨が

雫になって落ちてくる。

たくさんの本を返し、

また借りて、

帰途につく。

外は変わらない雨と曇り空。

冷たい空気の中、

冷たい水が

風に乗せられて

斜めになって

私の頬を打つ。

雨の日に出かけるのは

憂鬱なこと。

気だるくて、

寒くて…

だけど、

雨の日のおでかけは

いつもとは違う色、

違う顔、

違う空気を感じさせる。

憂鬱なのに、

好きなんだ。