願いが届くなら
もし夢が叶うなら
そう願ってきた。
輝くことに憧れていた。
そんな私の前に貴方が現れた。
貴方は存在するが、存在しなかった。
生きているが、死んでいた。
人間であり、犬だった。
男であり、女だった。
私は貴方であり、貴方は私だった。
もう会えないと思っていた貴方との再会。
そこは、花が咲き乱れる楽園。
けれども、何かが足りない。
それは、音楽。
私と貴方をつなぐもの。
音楽を集めるための長い旅には、別の意味も含まれていた。
私も、貴方も、それに気付いた。
そして、思ったんだ。
伝えたいって。
ずっと前から私達は一緒にいたんだ。
綺麗な青い空の下も、大好きな舞台の上でも、夢の中でも。
いつも貴方は私を見守っていてくれた。
でも、それは明日で最後。
明日、私達はひとつになり、また別々の道を歩む。
最後の瞬間まで、見守っていてね。
最後の最後まで、一緒にいてね。
ずっとこのままでいたいけれど、
貴方は行かなきゃいけない。
大きな虹の橋のふもとで、私と貴方の最後が訪れる。
そこは、音楽と花で溢れた世界。
そこから届けるんだ。
私達が、見つけたもの。
伝えたいこと。
そして
音楽。
それが、神様からもらった使命。
いつしか願った
私が輝く瞬間を貴方は与えてくれる。
だから、
私は貴方の願いを叶えたい。
おすわりして、いい子でまっていてね。