第61回全日本相撲選手権は4日、東京・両国国技館で行われ、日大主将4年の遠藤聖大(えんどうしょうた)が初のアマチュア横綱になった。決勝で全国学生選手権2位の正代直也(東農大)を寄り切った。遠藤は今年の国体成年も制しており、大相撲の幕下10枚目格付け出しの資格を得た。
3位は学生横綱の中村大輝(日体大)と、大道久司(東洋大)。社会人勢は連覇を狙った松永六十四(長崎・猶興館高教)が決勝トーナメント3回戦で敗れるなど、いずれも準々決勝に進めなかった。
結果です。()の中は所属と身長体重。
▽決勝トーナメント3回戦
大道久司(東洋大2年178・135) おくりだし 滝田真(日体大3年178・122)
武田恭平(拓殖大4年181・125) はたきこみ 岩崎正也(日本大2年173・105)
坂元元規(日本大2年182・170) ひきおとし 上原賢成(高知若草養護学校教員・近大卒182・135)
遠藤聖代(日本大4年180・145) つきだし 松永六十四(長崎猶興館高教員・日体大卒180・140)
中村大輝(日体大2年182・150) おしだし 工藤豪人(日本大3年182・140)
佐々木耕大(日本大1年185・155) よりきり 高山和典(アイシン精機・日大卒187・135)
黒川宗一郎(拓殖大3年190・155) ひきおとし 中村優太(山口豊浦総合支援学校教員・日体大卒180・135)
正代直也(東農大3年181・150) よりきり 西郷智博(日本大3年181・175)
武田恭平(拓殖大4年181・125) はたきこみ 岩崎正也(日本大2年173・105)
坂元元規(日本大2年182・170) ひきおとし 上原賢成(高知若草養護学校教員・近大卒182・135)
遠藤聖代(日本大4年180・145) つきだし 松永六十四(長崎猶興館高教員・日体大卒180・140)
中村大輝(日体大2年182・150) おしだし 工藤豪人(日本大3年182・140)
佐々木耕大(日本大1年185・155) よりきり 高山和典(アイシン精機・日大卒187・135)
黒川宗一郎(拓殖大3年190・155) ひきおとし 中村優太(山口豊浦総合支援学校教員・日体大卒180・135)
正代直也(東農大3年181・150) よりきり 西郷智博(日本大3年181・175)
▽準々決勝
大道 よりたおし 武田
遠藤 よりきり 坂元
中村 おくりだし 佐々木
正代 うっちゃり 黒川
遠藤 よりきり 坂元
中村 おくりだし 佐々木
正代 うっちゃり 黒川
▽準決勝
遠藤 よりきり 大道
正代 おしだし 中村
正代 おしだし 中村
▽決勝
遠藤 よりきり 正代
遠藤の涙のインタビュー・・
「目には光るものがありますが、今どんな気持ちですか?」
「学生として最後の一番だったんで、いろいろ思い出したんすけど、苦労もあったんすけど、最後自分が大学入った4年間練習してきた相撲がとれたと思います。」
「国体との2冠、これについては?」
「あんま特には気にしてないです。そんなプレッシャーになったとかそういうのもないんで。まーこれが最後になるかもしれないと思いながら一番一番自分の相撲を取ろうと、勝つことはあまり考えてないです。」
「日本大学のキャプテンとしてこの一年も引っ張ってきましたが?」
「個人としても日大にきてよかったなと思いますけど、11月の選手権でみんな一丸になって自分についてきてくれて、自分一人の優勝じゃなくて、みんながいたからだと思っているんで・・」
そういって、仲間に向かって左手をあげながら笑顔で「ありがとう! 」の一言でインタビューは終わりました。