寝る前に…心に押し込めていた思い出が 日々 浮かんで来ます。

何でだろう〜ずーっと忘れていて 記憶の彼方に追いやっていた思い出なのに…


私は 小学生位迄は 当時 到津の公団に住んでいた従兄妹の家に 

今週は 私が 従兄妹の家に泊まりに行けば 翌週末は 従兄が我が家に泊まりに来る…みたいに交代で 泊まりに行っていました。

その時も 従兄妹の家へ ちょうど泊まりに行っていた時に起こりました。

そう…今でも ハッキリと覚えています。

もう直ぐ卒業が近い 6年生の 2月でした。

その頃って 初潮(生理が始まる時)になる時期なので〜

学校での授業も有った筈ですが…実際には母から 初潮や生理の話しを聞かされたり 教えて貰った事等 一度たりとも有りませんでした。

経験されている方は 分かると思いますが…最初の初潮の際は 多めの出血ではなく 少し下着に茶色い血液が 付着するだけなんですよね〜

なので 当時 何も知識の無かった私は 少し下着が汚れていた位のモノが 初潮とは 夢にも思っていませんでした。

従兄妹の家から 自宅に戻った後…忘れもしません。

母は 風呂場で 私の下着をバケツに入れて 洗っておりました。

そして、怖い顔で 母は こう言いました。

アンタ、生理 始まっとるやん!!

私は 一瞬…意味も分からず 何も言う事が出来ませんでした。

母の表情を見ると…

え〜⁉️私って 何か悪いコト したワケ〜⁉️

ただ、私の下着を怒りながら洗っている母の姿を見て 全てを理解しました。

心の中で 私は 思いました。

普通、初潮になったら おめでとう♪って 言われるんじゃないの〜?

もちろん、御赤飯なども 炊いてくれる事も無く…

母は 喜んでくれていない…って事実だけが 哀しくて 心の傷となりました。

どうして 今頃 この時の哀しい思い出を 私は思い出したのでしょう…

この時に 私の中で 母に対して 見えないシャッターが閉まった様な気がします…

将来、自分の娘には 絶対におめでとう〜と言って 祝福してあげようと 心に誓いました。

ですが、人生って 何故か思う様にはいきませんね…

娘は 私に知られるのが嫌だった様で〜

結局 自分自身で 準備していた様で 私の知らない処で いつの間にか 初潮の時を迎えていた様なのです。

なので、結局 私も 娘には おめでとうも言えなかったし 御赤飯も炊いて祝う事が出来ませんでした。

母としては 何とも寂しい出来事となりました。

人生…振り返ると 後味の悪い思い出も 多々有るのですね…

人生の後半のここに来て 忘れていたホロ苦い思い出を 鮮明に思い出すとは…

今後も 備忘録として 残せるモノは 残しておこうと思います。