季節は秋。


芸術の秋。


という事で、娘とピカソ展へ行って参りました。


娘に高尚な芸術に触れさせたくて、


しかし、ピカソ展のチケットを買った時点で、芸術に触れた気がして


実はなかなか行けず、今日が最終日だったので


半ば無理して行ったのはここだけの話だ。



ピカソという人はなんとなく知っている。


ピカソが描く絵もなんとなく知っている。


そんな、なんとなく体制で、そして、娘はピカソって誰やねん?体制で


京都駅の伊勢丹の7階に隣接されている小さな美術館へ向かった。



美術館へ入ると、静粛で、他のお客さんは一つ一つの絵と説明を


立ち止まりじっくり見ている。


やかましさが売りの私と娘はニヤニヤしながら静かに観覧する。


私もその雰囲気に溶け込もうと、絵を見て説明を読んでいると


いきなり飽きた娘はどこかへ行ってしまった。


作品は絵以外に様々なジャンルで製作されている事に感心した。


皿や陶器、銀製品に版画、絨毯にタペストリー、あと、オブジェなど。


印象的だったのが、二番目の妻・ジャクリーノの花嫁姿を


微妙に違うタッチで14枚くらいやったかな?


で描いたものがズラーッと並べられており、


たった一つの絵から影を足したり引いたりしただけで、


もうなんか、すごいなぁ、と思い、でもって、


二番目の妻・ジャクリーノは1986年にピストル自殺で


この世を去ったそうだ。


しかし、いろんな説明書きを読んだはずなのに、


二番目の妻・ジャクリーノに関する事だって事が情けない。


あと、もの凄く大きな絵画を目の前に隣で鑑賞されていた


OL風の二人組みはこんな会話をしていた。


「ねぇ、この絵が玄関にあったら素敵じゃない?」


「うん、めっちゃ素敵!」


だって。


思わず、オイオイ、ウチの玄関、こんなデッカイ絵、飾れねえよ。と思った。




最後にピカソグッズ売り場でなんとなくいいなぁ、と思った絵を買いました。


あー、もちろん、コピー画です。






お値段は大阪風で申し上げますと



1500万円也!



で、この絵のタイトルが『接吻』


ふむ、なんとなく『接吻』って感じ・・・。