AM3:48

テーブルには氷が溶けた焼酎のロックと

切手シートが当たった年賀状2枚。

テーブルの下には私のメガネと靴下が脱ぎ散らかっている。

点けっぱなしの蛍光灯とガスファンヒーター。

そして、読みかけの本。

『ボロボロになった人へ』 リリーフランキー



夢を見た。

彼がいる。

彼が優しい顔をしている。

彼が微笑む。

その微笑んだ口元。

口元に・・・

口元から覗く歯に・・・

並んだ顔。

「ふはぁぁぁああっ!」



自分の声で私は起きた。

怖かったよ。

彼の歯に顔。

一本一本に描かれた顔。

ロマンチックが一気にサイコスティック。

真夜中の事件だ。

最近、やたらと夢を見る。




しかも、記憶に残るという状態!

そして、驚くその状況!

私の心はマジ上等!

本気と書いてマジと読む!

マジでー彼の歯に顔が!

ある訳ないのに顔がある!

歯に顔と書いてハニカオー。

イェイ!ハニカオー!

セイ!ハニカオー!

セイイェイー!セイイェイー!

セイ!イェイイェイイェイイェイ!ハニカオー!

オマエの歯にも顔がある!

きっとあるんだハニカオー!

きっとあるのさハニカオー!








ちょっと、怖いので鏡を見てみた。


おい!爆発があったのか?と言いたくなる、鏡に映る私の頭。

当然ですが、歯に顔はありません。

何だか顎も相変わらずカクカク言うてます。

そして、口から出てきた言葉は

「なんだかなー」で阿藤海。




歯に顔ーで阿藤海。

ハニカオーでアトーカイ!




こんな感じで真夜中の私はボロボロになったラッパーです。