意識と視線と重心変化と反射殺しその5
やあ、どうも!!(*^ー^)ノ久々の更新やね~って言うのが、すっかり常套句になりつつある今日この頃ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか?
2重螺旋は全方向だっ、と言うとこまで話したね~。
で、ふと、思いついたんだけど、床屋のクルクル回る看板あるよね?青と赤の。
あれよく見てると、目の錯覚で上にねじり上がっていくようにも見えるし、下に捻じり下がっていくようにも見える。
だから何よ?って聞かれると困るんだけど、なんかピンとこねえ?まあ、いいんだけどさw
とにかく、太極、形意、八卦みんな捻じる捻じる、捻じりまくるんだけど、それが決してクネクネ動くわけじゃないって言うのは、単螺旋ならぬ2重螺旋構造によるもんだと思うんだよな。
戻るカウンターの方向が入らずに、出る方向の螺旋のみで動くとクネっちゃうんだよ。
でも、単方向の螺旋の練習が間違ってるってわけじゃなくて、一つの基本構造で、段階でもあるからきっちり練習するべし。
つーわけで、この2重螺旋が、張力、そして重さに繋がっていくのを立禅で説明していこうか、つーことで、この項を一旦終えましょうかね、では。(・ω・)/
話し変わりますが、フランス支部のホムペ出来たんですな。
Kさんも頑張ってらっしゃるようで、またそのうちメールでも送らせていただきます。(^_^)v
Sさんの日記も読んどるよ~。
意識と視線と重心変化と反射殺しその4
全方向作るにゃどうすりゃいいか?
球ったってなあ?手をくるくる回したところで、円すら怪しいわけで。
ここで、俺の昔話なんだけど、こう見えてもワタクシと来た日にゃ、クマグスかアラタマかっていうほどのぶっちぎりの博覧強記でございましてね?
ある日、宇宙論の本なんか読んでたわけよ。
まあ、博覧強記なんだけど、物理と英語と数学は赤点だったんで、「ホーキング宇宙を騙る」なんて難しいヤツじゃなくて、「犬でも分る宇宙論」的なヤツだったんだけど、そこにアルヴェーンのプラズマ宇宙論ってのが書いてあった。
ビッグバンが主流の宇宙論の中では、脇役っぽかったけど、これがすなわち、宇宙の99%はプラズマで、プラスとマイナスが二重螺旋状に絡み合った挙句、渦状の銀河ができるって、おいおい!まるっと、陰陽太極じゃねえの?
俺は、思ったね・・・パクッたろ?アルヴェーン?中国の古典物理から?
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ( _●_) ミ < パクリますたね!アルヴェーン
彡、 |∪| 、` \_______
(ぃ9. ヽノ ../
./ /、
/ ∧_二つ n_____n
/ / ノ ' ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ \ i ● ●l、 < パクリますたね!
./ /~\ .\ ,メ、. (__●.) ヾ \_______
/ / > ) (ぃ9 .U '
/ ノ / / ./ .∧つ ○_○
./ / / ./ ./ .\ (・(エ)・) クマ-
../ . / ( ヽ、 / /⌒~~> .) ゚( )-
(_ _) \_ _つ (_) .\__つ / >
まあ、それは置いとこう。
俺が注目したのは、実際プラズマ(気だな、こりゃ)で実験したら、陰陽の二重螺旋から渦状の銀河っぽいヤツができたってことで、なるほど、だから太極拳に限らず八卦も形意も神楽もスーフィーもヨガも螺旋かよっ、て理解した。
だから、捻じり方を軸に色々考えてみりゃいいやって思ったんだよね。
で、ここで、螺旋に注目だ。
螺旋の動きって、授業で腕をぐる~りと捻り出していくヤツやるでしょ?あれを思い浮かべねえ。
あの腕全体としての軌道を見てみると、一連の流れの中で同時に、東西南北の四正、と北東北西、南東南西の四隅、さらにそれを上下の立体に展開したベクトルが入ってるのが分るよね。
そう、立体的な螺旋は基本的に殆どの方向が入っている。ある一方向を除いてな。
何が足りないかって、人間足りないものはお金か愛って相場は決まってるんだが、ここではちがうんだな、これが。
要するに外に向かって捻じり出していくカウンターの方向、自分に戻る方向が足りないのよ。
でも、通常捻じり出していくだけでは、カウンターの方向、つまり作用に対する反作用はうまれないんだよね。
じゃ、それを、どうやって作るか?
早い話、空間に壁を想定して、捻じり押してやればいい。
そうすりゃ、本来、外へ逃げてく捻じりのエネルギーが、内側へ凝縮して、勁が溜まるんだよ。
意識と視線と重心変化と反射殺しその3
毎度!
久々の更新やねヽ(゜▽、゜)ノ
忙しかったんだよ、今週は。
まあ、ブログの更新なんて始めは一生懸命やるんだが、すぐにグズグズになって、やがて最後の更新半年前とかになるんだよな~。
まあ、これは物理法則だからしょうがないのよ、諦めろ('-^*)/
で、なんだっけ?前回は?忘れちゃったよなー、んー、全方向で球で無方向か・・・
全方向というのは全方向に動いてるってことだよね。
で、全方向にベクトルが出てれば、釣り合うから止まって見えるんだよ。でも止まってない。
これが、立禅。
ここで、ちょっと練習を振り返ってみよう。
まあ、カリキュラム上若干の違いはあるけど、基本的には練習の順番はタントウ(立禅とか)→単純な動作の反復→套路の順にやってく。
これ、なんでかって言うと、立禅で全方向を確認し維持できたら、その感覚で単純な動きでも維持できるようにし、さらに複雑な套路でも変わらぬようにできるようにしていくっていう、単純から複雑へレベルアップしていく意味があるからだ。
これは難しいよ。
動きが入ってしまうとどうしても、全方向が破綻してしまう。
動いてない箇所ができたり、突出しすぎたりでベクトルのバランスが崩れるんだよね。
だって、考えてみ?
全方向釣り合ってて動けないんだから、動けるわけ無いじゃん?
でも、その動けないものを破綻させずに動かす・・・矛盾・・・この矛盾って言葉、凄く大事だよ。
昔よく老師に言われたなあ。当時はよくわかんなかったけど。
矛盾してる事象を視点を変えて矛盾させないように解決する・・・これが内家拳が誰にでもできるけど誰にもできないって言われる所以だ。
まあ、正直これを突っ込んで書いていくことはこの場では差し障りがあるんで、これは長い課題として各自考えような。
天狗
東京へ行ってまいりましたぞ。
ブログの感想を頂いた皆さん、ありがとうございます。(^-^)/
実は、内心、老師に怒られるんじゃねーかとケツが痺れてたんですが、オッケーだったので、まあ、調子に乗らせてもらいますわ(`∀´)
つーことで、ヨロシコ。
意識と視線と重心変化と反射殺しその2
で、実話シリ~っズ!
で、その陳氏のビデオ撮影のときの話な。
俺、老師の受けで打たれ役やったんですよ。
まあ、これが俺の長い打たれ役人生の始まりだったんですが、そんなことは、、まあいいや。
これビデオで見ると、なんの変哲も無いんだけど、実際やられると全然違う。
まず、驚いたのは、迫ってくる老師が、周りの風景ごと動いてくるように見えたことだね。
まあ、驚いたって言ってるけど、それは後の感想で、その瞬間は「あ~、来るな」って、他人事みたいな感じで傍観してた。
でも、ここんとこ重要なポイントだと思うんだよね。
なぜかって?
普通、人間打たれると分ってりゃ、例え約束事でも身構えて防御反応するでしょ?本能で。
でも、このときの俺は、それができなかったんだよね。
来るのは分る、でも、反応できない。
スピードじゃないんだよ。反射が追いつかないんじゃなくて、反射ができないんだ。
だから、他人事みたいな感覚に陥る。
これがなぜそうなるのか分らなくて色々試行錯誤した結果、分ってきたことがある。
まず、ポイントは、空間ごと来るように見えたっていう見え方だよね。
普通あり得んわな?
普通は、周りの風景に対して相手が動いてくるから、遠近感とか変わってくる。
なんで、自分以外のものが一緒に動くのよ?
これが、空間を使う、すなわち天地人の天の部分なんだよね。
空間が使える?何それ?空間は何もないただの隙間でしょ?っていうのが、世間の常識だ。
これに対して老師は明快に答えられた。
曰く、空間自体は動かないが、空間が動いたことと同じにはできる。
Oh!ニホンゴハ、ムズカシイデスネー ┐(´ー`)┌
やべえ!空間を使うことの説明なんて、できねえやヽ(゚◇゚ )ノ
でも、そこへ到るための道筋は説明できるやも知れん。
俺は、自分が反射できなかった理由を色々考えた。
少なくとも、空間ごと来られたら、遠近感もクソもありゃしない。
しかもその空間は、相手はおろか、自分まで含んでいるとすれば、距離や時間の概念はどうなってしまうのか?
物理的な考察・・・ふふ・・・それはムリ。
だって、俺、物理赤点だったし。
ここで、内家拳の公式を思い出すわけですよ。
師曰く、套路は、最初から最後まで、ある意味何も変化していない。だから、起勢と終勢は同じ形なのだ。しかし、それは全てが変化しているから、何も変化していないのと同じなのだ。全てが変化するのは、すなわち全方向=球だ。そして球=無方向でもある。だから、全方向=球=無方向なのだ。座禅は最初から無になろうとする。
しかし、内家拳は全てを把握=全方向をもって、無になろうとする。
この辺が、今回のツボだっっっ!
以下次号!