珪藻土壁と漆喰壁なら塗り壁左官職人におまかせ!

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塗り替え前
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塗り替え前
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塗り替え前
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仕上がり後

しばらく掲載が止まってしまい
ましたが、また投稿していきたいと
思います!

愛知県の兄弟子の仕事を手伝いに行き
ました。
塗り替え前の写真は、左官屋の大
先輩方が仕上げた土壁です。
土の中の鉄分などが表面に出てきて
黒くなっています。
味があって素晴らしい壁だったん
ですが、カビがはえてしまった為
塗り替える事になったようです。

大先輩方と、壁を通して少し対話
が出来たようで貴重な経験に
なりました!

漆喰と珪藻土 のそれぞれの特徴などを、何回かに分けて簡単にまとめてみます。

表面の質感
漆喰はつるつるしていて、珪藻土はざらざらしている。

漆喰と珪藻土 の材料の値段
以前は珪藻土の方が割安感がありましたが、いまでは漆喰と同等か、少し珪藻土の方が高めになっています。


成り立ち
漆喰は太古の貝殻や珊瑚の化石がもとになっていて、珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石がもとになっています。

色・カラー
漆喰は何も色を混ぜなければ真っ白です。珪藻土は真っ白ではなく乳白色っぽい色になります。
色の種類は、比較的珪藻土の方が多い印象ですが、漆喰もなかなかのカラーバリエーションがあります。
値段は、色が入ると上がる傾向にあります。
漆喰と珪藻土の違いとは


漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど) は比較されることの多い内装材です。
両方とも自然素材ですが、漆喰は大昔の貝殻や珊瑚の化石からできた水酸化カルシウム(消石灰)を主成分とするものであり、珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)、二酸化ケイ素になります。


壁などに塗る建材としての歴史が古いのは漆喰です。
漆喰はピラミッドの時代から建材として使われており、その歴史は4000年ともいわれています。
その他、世界遺産やお城など歴史のある建築物にも使われています。


珪藻土は、建材として使われ始めたのはここ30年ほどです。
それまでは、七輪やコンロ等の原料として、またその浄化性からアルコールのビールのろ過などにも用いられてきました。
興味のある方は、「珪藻土 ビール」と検索してみて下さい。
最近では、珪藻土のバスマットが有名ですね。
珪藻土の吸水性を生かした商品として人気になっています。


漆喰と珪藻土に共通してみられる特徴として、燃えにくい、吸湿性があるといえるでしょう。
では、漆喰と珪藻土の違い はどこにあるのでしょうか。

いくつかあるのですが、違いとして挙げられるのは、仕上がりの表面の質感と、自ら固まる性質があるかどうかです。

仕上がりの表面の質感・・・漆喰がつるつるしているのに対し、珪藻土はざらざらしています。
質感に関しては、人によって好みがわかれるのでどちらがいいとは言えませんね。


自ら固まる性質・・・漆喰は自ら固まる性質があるのに対し、珪藻土にはありません。
これが何に影響してくるのかというと、自ら固まる性質がない場合は、糊を多く混ぜて固めることになります。


この糊が、石油由来の化学糊なのか、自然由来の海藻のりなのかによって漆喰壁の性質は変わってきますし、左官職人が配合した塗り壁用の漆喰とDIY用で市販されている漆喰では、その性質は全然違ってきます。


基本的には、DIY用のものは素人さんにも塗りやすいように化学糊が混ぜられている場合が多いです
化学糊が多く混ぜられていると、自然素材の建材の強みである調湿性の効果を弱めてしまうことにつながるのですね。


漆喰よりも珪藻土の方が調湿性があるといわれることがありますが、自ら固まる性質のない珪藻土は、化学糊によってその調湿性を奪われてしまっていることがあるので気を付けましょう。


漆喰と珪藻土の違い を知り、漆喰や珪藻土の中にも、メーカーや左官職人によって違いがあるということを知って頂ければと思います。


いろいろなことを踏まえたうえで、漆喰にするか珪藻土にするかを決めてみて下さい。

漆喰壁の塗り方には、コテ波仕上げ、扇仕上げ、ハケ引き仕上げなど、模様・パターンを付けることができます。


お部屋の雰囲気をどのようにしたいのかによって、漆喰壁の塗り方パターンを決めるのがいいでしょう。
これら漆喰のパターンを付けるには上手にコテを操ったり、専用の道具を使う必要があります。
はじめて漆喰を塗る人にとっては、少々むずかしいところもあるでしょう。


パターン付けをするのであれば、模様の幅や大きさなどのバランスが重要になります。
素人の人がDIYで漆喰壁に模様を付けて、「なんだかイメージと違う・・・」
なんてことになるのはよくある話です。


全体的なバランスの取り方や、材料の特性などを知っていないと、イメージ通りにいきません。

漆喰に何も模様を付けない、平らにする「おさえ仕上げ」というものがあるのですが、実はこの押さえ仕上げは素人さんにはむずかしいのです。


おさえ仕上げは、壁塗りのプロである左官職人が何年も修行をして習得する技術なので、何も模様を付けずきれいな平らにしたい場合は左官職人にお願いするのが得策です。

「漆喰壁に模様を付けるより平らに仕上げる方が簡単そう・・・」
こう思われる方は多いですが、実際は逆だということですね。

漆喰に模様を付ける場合は、ある程度の塗り厚が必要になります。
壁に薄く漆喰を塗ると失敗しやすくなるので注意が必要です。


あと、漆喰壁の塗り方 で重要になってくるのが“乾き時間”です。
漆喰は「湿式工法」であり、現場で水を混ぜながら作るものになります。
壁紙ビニールクロスなど、水を使わない場合は「乾式工法」になります。

湿式工法では壁の“乾き時間”が重要になります。


壁に塗った漆喰が乾ききってしまうと模様付けをすることが困難になるので、使う材料の特性をよく知ってからはじめましょう。


渇き時間や材料の用意などを事前に計算したうえでパターン付けしないと、全体的なバランスが悪くなってしまいます。

漆喰の塗り方を考えるうえで、手作り感を出すためにランダムに楽しく塗るという場合ならばいいのですが、漆喰をきれいに塗りたい、イメージ写真で見るようなかっこいい漆喰壁にしたい場合は、左官職人に相談してみるのも一つの手です。


今回は、漆喰壁の塗り方についての記事を書いてみました。
参考になれば幸いです。それではまた次回に。


参考サイト
漆喰壁の塗り方を動画で