塗り替え前
塗り替え前
仕上がり後
漆喰壁の塗り方には、コテ波仕上げ、扇仕上げ、ハケ引き仕上げなど、模様・パターンを付けることができます。
お部屋の雰囲気をどのようにしたいのかによって、漆喰壁の塗り方パターンを決めるのがいいでしょう。
これら漆喰のパターンを付けるには上手にコテを操ったり、専用の道具を使う必要があります。
はじめて漆喰を塗る人にとっては、少々むずかしいところもあるでしょう。
パターン付けをするのであれば、模様の幅や大きさなどのバランスが重要になります。
素人の人がDIYで漆喰壁に模様を付けて、「なんだかイメージと違う・・・」
なんてことになるのはよくある話です。
全体的なバランスの取り方や、材料の特性などを知っていないと、イメージ通りにいきません。
漆喰に何も模様を付けない、平らにする「おさえ仕上げ」というものがあるのですが、実はこの押さえ仕上げは素人さんにはむずかしいのです。
おさえ仕上げは、壁塗りのプロである左官職人が何年も修行をして習得する技術なので、何も模様を付けずきれいな平らにしたい場合は左官職人にお願いするのが得策です。
「漆喰壁に模様を付けるより平らに仕上げる方が簡単そう・・・」
こう思われる方は多いですが、実際は逆だということですね。
漆喰に模様を付ける場合は、ある程度の塗り厚が必要になります。
壁に薄く漆喰を塗ると失敗しやすくなるので注意が必要です。
あと、漆喰壁の塗り方
で重要になってくるのが“乾き時間”です。
漆喰は「湿式工法」であり、現場で水を混ぜながら作るものになります。
壁紙ビニールクロスなど、水を使わない場合は「乾式工法」になります。
湿式工法では壁の“乾き時間”が重要になります。
壁に塗った漆喰が乾ききってしまうと模様付けをすることが困難になるので、使う材料の特性をよく知ってからはじめましょう。
渇き時間や材料の用意などを事前に計算したうえでパターン付けしないと、全体的なバランスが悪くなってしまいます。
漆喰の塗り方を考えるうえで、手作り感を出すためにランダムに楽しく塗るという場合ならばいいのですが、漆喰をきれいに塗りたい、イメージ写真で見るようなかっこいい漆喰壁にしたい場合は、左官職人に相談してみるのも一つの手です。
今回は、漆喰壁の塗り方についての記事を書いてみました。
参考になれば幸いです。それではまた次回に。
参考サイト
漆喰壁の塗り方を動画で