前半

https://ameblo.jp/sikiie5429/entry-12726234164.html

※後半だけど　初めに...

私は某団体の教えを信じるものであるが、これから進める内容は、信仰の求道本や解説本としての価値はない。

ただただ自分の思う信仰から沸き出る好奇心として構築、再確認したいだけの自己満的雑記本として、取り扱って下されば幸いである。

どこの教団でも始まりがあり、創始者の言動と書物が信仰者にとっての信仰の源となる。

つまりは、教団の創成期、『この教えを誰に伝えたのか？』と言うと、江戸末期の百姓さん達が主であり、大学などで講義をしたわけでもなく、研究結果の発表会で示されたものでもない。

少人数、あるいは個々で語った口伝が多くあり、そこに個々で悟りが入って行くことは、ある種自然なことかと思う。

「おおやさんはこう言われた。」という間接的口伝自体が、民間信仰の中に溶け込んで行くことも当然あるわけだ。

「口伝」や「伝達」は、人によって感じ方、受け止め方が違うので、参考程度とし、創始者が残した書物などを拠り所にしたいと思う。

例えばこんな「口伝」はどうだろう？

「八千八度の生まれ変わりを経て.....」

日本人の数字の表現方法として、八百八橋、八百八寺と同じように、多いことへの語呂合わせ的な比喩として扱って来たことはなかったのだろうか？

大雑把でもみんなが納得すればなんら問題のない話なんだと思う。

数字にはそれなりの意味があり、デタラメというわけではないと思うが、それ以外は認めないと言う、原理主義的信仰は、自然科学や医学の発達と共に帳尻が合わなくなることもあるので、幅広い解釈の方が世の中の流れと信仰者が向き合えるのではないかと思う。

教団からの教えに主流、反主流があるのかは知らないが、私は立場としての発信者としては、ほとんどやる気はないが、自然界のせつり、法則に遭遇した時、感動を覚え、それが信仰者としての言動力になっているのかと思います。

この地球や宇宙は、果てしない長い時間をかけ、その度に環境の変化が起こり、生命（種）が壊滅状態になりながらも、種の生き残りをかけて、進化、退化、突然変異などを繰り返し、遺伝子に未来に夢を託して来たのではないかと思う。

いろんな環境下にあっても、いくつかの生命は全滅せず、自然の摂理の中で環境に強い種が、必要に応じて変化して生き残って来た。

それは己の力だけではなく、それこそが自然界の流れ、摂理だと言う証になるのかも知れない。

この地球や宇宙は自然界から貸し与えられたものであり、己の身体すらも借り物と言えるだろう。

だからといって、レンタル料を払えなどとケチ臭い催促は不要だ。

貸主は寛大な大家さんみたいなものである。

この教えを聞かせて下さった女性教祖に対し、みんなは「大家さん、おおやさん」と呼ぶようになった。

おおやさんの教えは古のふるさとの愛を感じ、親しまれる、素朴な教えであった。

おおやさんの子孫や側近の者が達宗教団体として組織化されるようになると、離反を防ぐためだろうか、一部の者が中心となり、統一見解を説くようになり、個々の自由に縛りが増えて来る。

連いていけぬと、我が道を模索したり、異端、謀反と言う形で、要職から追放された者もいる。

まあ必要悪であるかも知れないが、好ましいとは言い難い。

少なくとも話し合いで事を進める団体ではでなく、命令に従わねば離れなさいよ！というスタンスであり、近年、弱体が加速しているように見えるが、個々の力で変えられるものでもないので、素直でない男としての扱いを受けることになった。

『遺伝子の進化』

地球上に、最初の生命が誕生したのは、35億年から40億年前といわれている。

元素と元素が混ざり合い、光合成が加わり、原始生物が誕生したと言われている。

原始生物は進化し、自らの情報を子孫に伝える為に遺伝子が出来上がり、遺伝子が複雑化して行くこととなった。

そのことで、生き抜く力を遺伝子情報が発達して行くことになる。

生命の誕生と進化のカギを握っているのが遺伝子であると言うことは、今や一般化した知識であろう。しかし、遺伝子は100%解放されているわけだけではなく、扉を開かず、きわば、鍵がかかった状態のものが多数あるらしい。

扉を開いていない中に、生命体に貴重な存在のものがあったとしても、なんらおかしくはない。

通常は必要としないが、環境が変化すると、生き延びようとして、遺伝子の扉が開く。

突然変異と言われればそうかも知れないが、必要変異として、新たな活躍の場を見つけ出そうとする、生命の本能なのかも知れない。

人間はどう生き、どう存在すれば良いのだろう？

言いかえれば、どうすれば遺伝子が全開するような働きをするのだろうか？

昔から多くの人がこの問題を考えて来たが、いまだに明確な答えはない。

いろいろな人がいろいろな角度から、その問いに答えようと試み、多くの宗教家、哲学者、文学者たちが、その試みを教典や論文や作品として残してはいるが....

『アメーバからの進化』
研究によれば、この地球に最初の生命が誕生したのは35～40億年前、単細胞のアメーバのようなもので、深海の奥深くでしか生きられない弱々しいものであったと言われている。

単細胞生物から、魚類や両生類、爬虫類、ほ乳類など、地球環境が変化する度に、その環境に適した生命に変異して行ったと考えられている。

また、陸上が出来ると、水中の住まいから、陸上の住まいに適した種も誕生したり、また海に帰って言った生物もいる。

ざっくり言えば、「手」や「足」を持たない種は、水中の方が生活に適合してると言えるのかも知れない。

私達人類の祖先の登場は、約20万年前と言われており、生命の長い歴史に比べれば、人類はまだまだ若い生物と言える。

ある研究グループは、アフリカで突然変異して誕生した一人の女性が、すべての人類共通の母であると論じているが....

おおやさんの教えに「雌猿が一匹だけ残った」と表現されている。

この突然変異した雌猿によって人類が発展したように、全ての生物の母、大地は、時間をかけながら変異して行き、新たな地球に適した生命体として活動するようになった。

言葉にすれば「突然変異」ではあるが、自然界側からみれば「必要な変化」なんだろうと思う。

『人体に蓄積された40億年の生命の歴史』

遺伝子現象は、複雑な情報を遺伝子が受け止め、親から子へと体の情報を伝えるために残された、生命維持の設計図とも言える。

もちろん、遺伝子は人類の先祖はもとより、それよりもっと前の爬虫類や魚類、原始生命だった時代から存在している。

人類の遺伝子にも人類進化以前の情報が残されていて、他の生物と共通する遺伝子も少なくない。

遺伝子は生物のすべての情報がわかる万能の図書館ともいえるのです。

わたしたちの遺伝より抜粋
https://www.jba.or.jp/top/bioschool/seminar/q-and-a/iden_info/iden1/iden1_01.html

わたしたちの遺伝

www.jba.or.jp

『雄雌の起源』

生物学において、どのようにして最初のオスとメスが誕生したかは謎に包まれている。

あまり解明されていない分野みたいだ。

この原因は両性で遺伝子組成の異なる「性染色体領域」がオス・メスらしさをもたらす遺伝子群を獲得して拡大することと予想されていましたが、性決定のしくみは生物群によって大きく異なる。

ほ乳類や鳥類は性染色体構成の違いが性を決定するが、は虫類の一部などには発生中の温度環境などによって性が決定される種もいる。

『染色体が雄雌を分ける』

ここでは遺伝的な性決定について、特にヒトについて説明をします。

ヒトは性染色体がXXで女性、XYで男性となる。ヒトのX染色体の大きさはYに比べて非常に大きく、生命活動に必要な遺伝子を多く含むが、Yに個体の生命活動に必須な遺伝子は存在しない（女性はYを持たないが、個体の維持には何の問題もない）。

性決定のしくみ | 生物分子科学科 | 東邦大学
https://www.toho-u.ac.jp/sci/biomol/glossary/bio/sex_determination.html

性決定のしくみ東邦大学理学部生物分子科学科の高校生のための科学用語集です。性決定のしくみとは、生物群によって大きく異なる。ほ乳類や鳥類は性染色体構成の違いが性を決定するが、は虫類の一部などには発生中の温度環境などによって性が決定される種もいる。

www.toho-u.ac.jp

『心と脳と身体のバランス』

肉体的苦痛（怪我など）を感じると脳は痛みの改善をしようとする。

この時の脳は痛みを感じ、治療すべきところに指示を出すよう躍起になっていることと思います。

また、誰かに暴言（精神的苦痛）を吐かれると、心（喜怒哀楽）の感情が脳に直結する。

身体は興奮して脈が上ったり、悲しくなって、涙を流したりしますが、これは無意識ながらも脳からの発動ではないかと思います。　

全てが脳からの発信ではなく、心が先に感じ、心が身体に影響を与えることもある。

例えば好きな人が目の前に現れると、心臓が高まったりします。

流れから言うと、

①好きな人を見る【身体の眼】

②③嬉しい【心の高まりは心臓の高まりと連動する】

③④心臓が高まる【身体】と【脳】が連動し、【恋心】を抱くようになる。

またこんなパターンはどうでしょう？

①職場などで、上司や同僚から暴言を吐かれる【心が折れる】

②③喜べない出来事が続くと、体調が壊れて行く。

【体調の変化】

③④⑤何とか改善を試みようとするが、人間関係に疲れて行き、どこか人を信じられなくなる。

【心と脳が身体を悪化させ、身体に影響を与える】

心と脳は同じではないが、全く別の物でもない。心が豊かになれば、脳も活性化し、成長して行く。

そう思うと、心が曇れば、身体の疲れが増すという、仮説に辿く。

若い男性で言えば、好みの女の子が色っぽく現れると、いくら自然体でいようとしても、下半身がざわついているようなものだ。

ところが、不快感溢れる場面に遭遇しても、心が穏やかになれば（信仰が深まれば）、怒りや悲しみは通常に消化されて、相手への思いやりが芽生え、喜びの心に転化出来るようになり、遺伝子にも影響を与えることとなる。

人間の持つ「喜怒哀楽」が進化して行けば「嬉々楽々」となり、脳も向上して行くパターンになり、遺伝子も成長し、受け入れられるようになる。

この遺伝子情報の進化を、魂が磨かれて行くと表現出来るのではないだろうか？

子孫の繁栄はもちろんのこと、この世で死しても魂は、また新しい身体に入り込み、種の進化、繁栄へと向かって行くこととなる。

【遺伝子と魂の関係　　仮説】

魂など存在しないと言う人もおられるので、あえて仮説として、心と遺伝子の連携進化を語って来たが、心が向上すれば、魂が磨かれて行くのではないかと思う。

遺伝子の進化は子孫繁栄の為に、雄雌の遺伝子が新たな遺伝子を創造するのであるが、子孫繁栄の道が終わった後も、遺伝子は進化を続け、魂として引き継がれ、死しても生まれ変わり、魂は遺伝子を再び花開かせ、相応しいヒトの所に生まれ変わり、そこに魂が宿って行くこととなる。

子作りが終わった後も、魂を磨く行為をすれば、遺伝子は進化し、手を抜けば遺伝子は劣化し、魂も劣化して、生まれ変わっていくことになる。

自然科学的な発想から言えば、精子と卵子の持つ遺伝子が将来の子供を決定させることになるのだが、宗教的発想からすれば、子作りとは別に、それぞれの魂は進化、退化を繰り返し遺伝子に刻まれて行く。

人間性を高めれば遺伝子も進化を遂げ、死して生まれ変わった時も、魂は相応しい肉体に入り込み、心遣いは魂の成長によって変わって来るように思う。

脳は一代限りであり、死と共に消え去る。

心と脳は連動しているので、やはり一代限りなんだろうと思う。

では魂はどうなんだろう？

子孫に託すという観点からすれば、精子と卵子の結びつきが終われば、新たな遺伝子は出来ることはない。

だが、遺伝子そのものは、人が生きてる限り存在し、成長を続けることとなり、そして最後は死を迎える。

何の根拠もないが、信仰的感覚では遺伝子は魂の中で育まれ、新たな身体が出来る時に、相応しい魂が入り込むのではないかと思う。

だからこそ、人間は魂を磨き続けることが、幸せな人生につながって行くのではないだろうか？

生命と心と脳と魂は別々でありながら、それぞれ共通した役割りを持ち、共存しているように思う。

死と言うものがなかつたら、いつまでも弱った身体であらねばならない。

死がかるからこそ、やり直し、仕切り直しが出来るのではないかと思う。

だから、「死」そのもの自体は不幸なことではなく、新たなスタートを切るための流れではないかと思う。

【終章】

人間以外に「心」や「魂」はあるのか？と言う、質問であるが、暫定的に「ある」と答えておこう。

ひまわりが太陽の方向に向かうメカニズムは分からないが、そういう遺伝子は備わっていると言えるだろう。

その遺伝子を活性化する役割が、生きようとする力、つまり「心」や「魂」から発信されるのではないかと思う。

今、ロシア方面での争い事が報道されているが、これは、ロシアやウクライナからすれば、「生きようとする行為」なのかも知れないが、それは小さな我が身本位の思考であり、地球全体からみれば、争い事は「死に向かっている行為」である。

人間が人間だけに与えられた「心使い」は共に助け合う心が出来ることである。

また、新型コロナの大きな特長は、語り合うと感染するので、「目」の働きがポイントになるかも知れない。

「目」で感謝を伝え、目で喜びを伝えるように、表現力が豊かになることで、団体生活を豊かにすることが出来る。

目から鱗だけでなく、目から幸福まで現れるようになるのだ。

いろんな障害があった時、突然変異が訪れて、不幸を小さくし、幸せを大きくする働きが人間にはある。

それは心から発信され、脳に刻まれ、遺伝子に残されて行き、魂が生まれ変わり引き継がれて行く。

そんなチャンスが今ではないだろうか？

こんな本を読んでみようか

「後半」 小説「心と魂は二つで一つ」

「後半」　小説「心と魂は二つで一つ」