なでしこジャパン選手メンバーの秘密・・・ -3ページ目

なでしこ個々の技量アップを 五輪予選で課題も浮き彫り

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 サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選(中国・済南)を首位で突破した日本代表「なでしこジャパン」が12日、成田空港着の航空機で帰国した。優勝したワールドカップ(W杯)ドイツ大会から五輪予選へと続く過密日程の中、コンディション不良に苦しめられながら世界女王の貫禄を見せた形だが、再び世界を相手に戦い、メダルを獲得するためには、課題も浮き彫りとなった。 (奥山次郎)  11日の中国戦で日本は控え組が主体。主将の沢(INAC)らがベンチで見守る中、田中(INAC)が後半12分、決勝ゴールを決めた。これで通算成績は4勝1分け、勝ち点13の1位で予選を終えた。結果を見れば日本が実力を見せつけた形だが、初戦のタイ戦を皮切りに苦戦を強いられた試合が少なくなかった。  沢が「W杯からの疲労はあった」と認め、佐々木監督も「W杯から五輪予選までの期間が短く、十分に準備ができなかった」と振り返る。J1大宮トータルアドバイザーで法政大教授の清雲栄純氏も「苦戦の理由はコンディション不良に尽きる」と分析する。  W杯を決勝まで戦い、帰国後は祝福ムード一色でリラックスする余裕もなかった。五輪予選に集中する他国とは対照的だったが、清雲氏は「五輪に向けては日本サッカー協会やなでしこリーグも全面的にバックアップするだろうし、コンディションとしては五輪予選のようなことはない」と心配していない。  試合内容で圧倒された韓国戦や北朝鮮戦で日本の弱点も露呈した。北朝鮮のシン・ウィグン監督は「日本のパスサッカーを封じるため、ミスを誘うようにプレッシャーを掛け続け、スペースを埋めていった。勝てた試合だった」と悔しさをにじませた。  DF岩清水(日テレ)は「もっとポゼッションをしたかった。プレッシャーは厳しかったが、そこでボールを回せないといけない」と反省する。清雲氏は「五輪では日本がターゲットになる。韓国戦や北朝鮮戦を日本対策の参考にしてくるだろうから、ロングボールをけってDFラインを下げ、自分たちで中盤にスペースを作るといった策も必要になる」と指摘する。  控えの選手に全幅の信頼を置けない点も気がかりだ。佐々木監督は「信頼していないわけではない」と否定する。しかし、後半ロスタイムに同点弾を許した北朝鮮戦では先発メンバーの足が止まっていたにもかかわらず、選手交代に踏み切れなかった。「あの場面は経験ある選手でしのいだ方がよかった」というのが“言い分”だが、切り札のような駒が手持ちになかったともいえる。  「チームの完成度は高い」と太鼓判を押す清雲氏だが、更なるチーム力向上へ個々のレベルアップが必要と考える。清雲氏は「例えば、宮間(岡山湯郷)にはもっとシュートを打ってほしい。両足からあれだけ精度の高いキックをけるのだから、パッサー然としているよりも、切り込んでシュートまで持っていった方が脅威」と注文を付けた。  岩清水が「目が覚めたというのか、現実がみえた大会だった」と振り返る五輪予選。五輪出場権を獲得してなお、気を引き締め直すとともに課題が見つかったのは幸運といえる。本大会までは10カ月余り。残された時間は少ない。 【関連記事】
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【ラグビー】初陣で奇跡は起こらず。強豪フランスを追い詰めたジャパンの課題

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 あとワントライ。  現地9月10日夜。オークランド近郊のノースハーバースタジアムに「ニッポン・コール」が響きわたる。日本人だけでなく、ニュージーランド人も掛け声を出す。  あと4点。  手拍子も加わり、「日の丸」の小旗があちこちで打ち振られた。もしかしたら……。少なくない人が「奇跡」を信じただろう。  後半17分からのことである。SOアレジのPGで21-25とした。W杯準優勝2度、世界ランク4位のフランスを追い詰めた。赤いジャージの固まりが白い壁を崩す。勢いはジャパン。声援もジャパン。速い連続ラックからスピード豊かに攻めるも、ついにはゴールラインを割ることができなかった。  試合後、主将の菊谷崇が漏らす。 「相手の防御にウインドウ(窓)が開いた。でも入れなかった。トライを取りきれなかったことが、自分たちの未熟なところでしょう」  ジャパンはよく攻めた。FWがファイトする。SH田中史朗がテンポよく大きく右に左にボールを回した。フランカーのマイケル・リーチが抜け、WTB小野澤宏時がゴール前に迫った。  だが、あと少しがない。もうひとりのフォロー、もうひとつのパス。少しばかりのプレイの精度。チャンスと思えば、トゥプアイレイが片手持ちのボールを落とす。  流れが変わる。ターンオーバーからボールを回され、ディフェンスが崩れる。勝負どころでフランスのパス回しがさえる。小野澤が198cm、115kgのロックのナレに吹き飛ばされ、トライ。さらに2トライ。終わってみれば、21-47と大差をつけられてしまった。  悔しい。ほんと悔しい。菊谷の右手にはオレンジ色のリストバンド。「がんばろう日本」の文字が入っていた。 「世界に通じるラグビーを見せることはできた。勇気は伝えることができたと思います」(菊谷)    試合前、宿舎でジャパンは、なでしこジャパンのごとく、震災のビデオを見た。  津波の映像から、家屋が流されるシーン、懸命に頑張る被害者、ボランティアの姿が映し出された。「我々にやれることはラグビーを通じて元気を届けること」とのメッセージも。  被災した人々に明るい話題を伝えたい。世界を驚かしたい。選手たちの士気は高まったはずだ。  3万1千の満員スタンドには日本からの応援団も駆けつけた。日の丸、三色旗の小旗が揺れる。ジャパンは、ベストの布陣を組んできたフランスに真っ向勝負をかけた。  ミスが相次ぐ。SOアレジの簡単なPG失敗、パスミス。ハイパントのチェイスの乱れ。アレジがインターセプトを許し、序盤でふたつ目のトライを奪われた。  主導権を相手に与えた要因は、警戒していたスクラムで後手を踏んだことだ。右のプロップ畠山が”世界最強”のバルセラの狡猾さに揺さぶられる。落とされたり、内に入られたり、突き上げられたり。  おまけに組んだ後、後ろ5人の押しがずんずんとくるのだ。コラプシング(スクラムなどを故意に崩すこと)の反則を連発する。左のプロップ平島が言う。 「(フランスは)いろんなことをやってきた。初めて体験するようなスクラムだった。8人で組むことをもっともっと意識しないといけない」  後半の開始直後、外国人に強い大型の藤田が畠山に代わる。構える際、相手との間合いを詰めたこともあり、スクラムが、がちっと安定した。PKからの速攻。アレジが右中間に飛び込み、2トライ目を挙げる。  直後に冒頭のPG。流れはきたけれど、それを生かしきれなかったところがいまのジャパンの限界、勝負弱さでもある。  ナンバー8のホラニ龍コリニアシは左ひざのじん帯を痛め、戦列から離れることになった。痛い。でも戦いはつづく。一丸となり、敵に向かっていくしかない。  次の相手は、世界ランク1位のNZ。1995年W杯で17-145と惨敗した黒衣軍団だ。ヘッドコーチのジョン・カーワンは言う。 「選手たちを非常に誇りに思う。勇気とディフェンスは見せることはできた。この試合を自信とし、(NZに)チャレンジする」  奇跡を見たい。16日のNZ戦(ハミルトン)。NZ人ファンの賞賛を、ブーイングに変えたいのだ。 松瀬 学●取材・文 text by Matsuse Manabu 【関連記事】
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なでしこ控え、主力との差歴然…五輪での課題に

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 ロンドン五輪サッカー女子のアジア最終予選で、3大会連続4度目の五輪出場を決めた日本女子代表(なでしこジャパン)の先発に、これまで出場機会が少なかった選手が名を連ねた。  白星で最終予選を締めくくったことには、佐々木監督も及第点を与えたが、「高い意識をもっと持ってほしい」と、今後への注文もつけた。  組織の連係も個人の技術も、粗さが目立った。ボランチの田中と上尾野辺は、不用意なパスを奪われてピンチを招き、ツートップの一角に入った永里亜は、好機にシュートせず、味方に預けた。CKのこぼれ球を押し込んで決勝点を挙げた田中は「得点は良かったけど、ボールの引き出し方も悪く、すべてで主力の方がレベルが上」と、力の差を痛感し、悔しげだった。  五輪の選手登録枠は、予選の20人から18人になる。主将の沢が「もっと、若い子が中堅やベテランを脅かしてもいい」と求めるのは、ただ18人に残るのではなく、先発メンバーに割って入る選手が出てくるぐらいでないと、チームは活性化しないと分かっているからだ。  「みんな伸びしろはたくさんある。私もまだうまくなれるし、もっと出来る」と沢は言う。個々も組織も常に向上し続ける。再び世界一になろうとするチームは、そうあるべきだ。(安田栄一)
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