帝王切開で産む事

莉央は、胸水と腹水が増え浮腫も体全体に広がってしまい胎児水腫となりました

三人の先生に診てもらっていましたが、初めから帝王切開と二人の先生が言っていた中主治医のK先生だけは、普通分娩への可能性を考えてくれていました

でも、やはり莉央の悪化の進行は早くK先生も

「私も、帝王切開がいいと思う」と言ってくれました。

私は、どうしても普通分娩がしたかった訳ではありませんができる事ならしたかった

私は、嬉しかったのです私の心に寄り添い色々な可能性を調べてくれた事が凄く嬉しかったんです

私

「切って下さいこの子が治療に耐えられる力を少しでも残したい、生きられる可能性が少しでも上がるなら帝王切開でお願いします」

K先生

「わかった帝王切開しょう横切りと縦切りどっちがいい」

私

「傷は気にしません。この子を早く外に出して、治療を受けさせてあげたいんです」

K先生

「じゃあ、縦切りでいくね」

帝王切開を義母にののしられ、私は泣きました悔しかった………でも、事実義母が母親として女として出来た事が私にはできませんでした

主人は怒りました

「○○(私)は間違ってない子どもの命一番に考えて産んだんだ。あの状況であの精神状態でよく決断したと思う何にも知らない奴に言われたくない」

主人は本当に悔しかったんだと思います。病気になったのは娘でも、その家族も戦っているんです

帝王切開という産み方は、母子の安全が多かれ少なかれ危ない可能性があるから用いられる出産方法です。破水もしない、陣痛もない、力む事もない、術後は普通分娩の妊婦さんより動けないでも、その分私たち母子は沢山の人の手を借りて助けてもらいとても、暖かく幸せな出産が出来たと思っています