つい先ほど、ベットの中に居る父さんから
「〇〇子~。〇〇子~。」
と、声を掛けられた。
「ああうるさいなア。どうしたんだろう?」
そう思ってベットで寝ている父さんをのぞき込むと
「ちょっとここへ来てみろよ。」
という。
珍しい、どうしたの?と思う
「あのなあ、ここがキツイんだよ?あのなあ、これとこれが、キツイんだよ。」
とズボン下とパジャマのゴムの処を寝たまま引き上げて言う。なるほど。
そう言えば確かにきつめかなあ。
「母さんはなあ、俺がだらしがなく見えるから、きつめの物を着させていたんだよ。」
「何とかならないかなあ?」
え?と思う。
よく見る母さんが買った物だった。
私が最近買ったものではない。
私は父さんの年齢を考えて常に緩めを買い足す。
文句は言わないし。
でも私は、父さんは高齢にしては珍しくきつめのものが好きなんだと思っていた。
だから、勝手にサイズを変えて悪いなあと思っていた。
なんだあ、そうだったのかあ。
父さん変なところで苦労しているなあ。
母さん、人の痛みや苦しみなんて、とことん解んないものなあ。
共感無いものなあ。
痛みや苦しみ、不都合を
言わないお前が悪いと小学生の私にまで言っていたものなあ。
私も子供の頃苦労したけど、
父さんもある意味母さんの理解力の欠如の被害者だったのかあ。
よう、同志よ。
今、着替えよう。
ゴム取り替えておくからね。
安心して寝てください。
今日も色々ありがとうございました。
明日も良い日でありますように。