鳥濱トメさんの語り口調で進むのかと思えば
中々どうして、一人一人の人物を掘り下げて描かれていました。
とは言え、全ての人物を掘り下げるほど時間は有りませんでしたが。

知覧が空襲に遭う場面は悲惨極まりない。
血みどろ・あちこちに落ちている、千切れた手や足。そして死体。

出撃前、靖国のどこそこの2本目の桜の木で待ち合わせを約束する隊員。
(まあ、その隊長は生還しちゃったのだが)
随所に「靖国で会おう」「靖国で待っている」の台詞が入ってて
それを最後の支えとして散って逝ったのかなと。

金山という朝鮮人の特攻隊員が、親族の反対を押し切って(特攻に)志願し
遺品として自分の写真をトメさんに託し
涙ながらにアリランを歌った時は、今まで聞いたアリランとは
違う雰囲気を感じた。

川合さん(階級忘れた)が、死んだら蛍になって戻ってくると言い残し
トメさんの家の庭に蛍が現れたシーンは泣けた。
ラストシーンも泣けるが、徳重の老けメイクには違和感ありあり。

観ていると、戦艦に突撃できたシーンでは「やった本懐を遂げられた」
その前に爆破・海に墜落すると「ああ無念だったろうに」と思った。
もしも自分が特攻隊員であったなら、せめて一矢報いたいとの思いから
心の中でつぶやいていた。

赤羽 礼子, 石井 宏
ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子


ここから追記(2007.5.16)
タイトルの「俺は、君のためにこそ死ににいく」の「君」ですが
左巻きの人達は「天皇」と解釈している方もいるようですが
石原氏は否定しているようですね。
たぶん(私的予想です)特攻第一号の関行男大尉(死後2階級特進中佐)の
インタビューからヒントを得たのかなと思っております。
関大尉は映画冒頭で特攻を命じられ、頭を抱えて苦慮し志願を決意
敵戦艦に特攻しました。
インタビューの内容は「天皇や国のためではなく、最愛の人(妻)のために死ぬ」
というような(意訳ですが)事を答えてられます。



テーマが全く解らない映画でした。
根底には人種や差別やお国柄が、問題になっているんだろうなぁと
僅かに理解できるんですがね。

菊池凛子の無修正全裸を見たい人には、見てもいいんじゃない?
ってぐらいしか言えない。
ラストも「えっ、これで終わり?」ってぐらい、ポカーンとなる。

問題のシーン(クラブのシーン)は、そこそこ長いんで
体調が万全じゃないと気分が悪くなるとは思います。
聴覚障害のチエコにとって、初めてのクラブ体験を表現していて
突然音が消えたり出たり。
光(照明)の洪水とチカチカ、大音量など
演出としては解り易いんだけどね。
このシーンの終わりの方が、あー何となくヤバそうって感じです。
ポケモンショックより長いんで、要注意かも知れん。
もう一つの画面が揺れる場面は、緊迫感の演出だと思うけど
気にするほどでは無いので大丈夫。

とにかく、何を訴えたかったのは解りませんでした。
1800円払って観るほどじゃないです、割引券があれば観てみれば?ぐらい。



アニメ版の所謂優等生な鬼太郎では無く
少しやる気の無さそうな、アンニュイっぽいウエンツ鬼太郎でした。

色々と笑える場面があり、子供と観る映画としてはお勧めかも。

しかし、鬼太郎が両目あるのは納得いかんな。
生まれた時に墓石に右目ぶつけて、潰れたはずなのに。


水木 しげる, 小学館クリエイティブ
水木しげる鬼太郎大百科
またまた、お久しぶりです。
春休みの忙しさの疲れも取れぬまま、GWに突入し修羅場を見ましたorz
さすが映画業界用語の週間です、半端なく多忙でした。

で、やっとこと一段落できそうなのですが
こんな時に限って、連勤シフトになりまた疲れがたまりそうorz
インクもいつアクセスしても、0%なんで何も描けないっす。
昨夜は7%溜まったんで、マリリン少しだけ塗れましたが。



なぜか衝動買いしたミリメシ
菊月 俊之
世界のミリメシを実食する―兵士の給食・レーション
菊月 俊之, 河村 喜代子
続・ミリメシおかわり!—兵士の給食・レーション 世界のミリメシを実食する

別に軍ヲタじゃないけど、戦闘機とか見るのは好き。
海自の制服ってカコイイよねw



明日(つか今日)は仕事終わったら久しぶりに映画を観る予定。
この際だから、豪華2本立てだな。噂のバベルも観ようかと思ってます。
ただし体調が良ければw

つーことで、繁忙期に入りました。
映画館もオープン時間が早くなります(´・ω・`)

スレやdbは毎日覗くつもりですが、時間が取れなくなるですよ。
4月入るまで落ち着けないだろうなぁ。