鳥濱トメさんの語り口調で進むのかと思えば
中々どうして、一人一人の人物を掘り下げて描かれていました。
とは言え、全ての人物を掘り下げるほど時間は有りませんでしたが。
知覧が空襲に遭う場面は悲惨極まりない。
血みどろ・あちこちに落ちている、千切れた手や足。そして死体。
出撃前、靖国のどこそこの2本目の桜の木で待ち合わせを約束する隊員。
(まあ、その隊長は生還しちゃったのだが)
随所に「靖国で会おう」「靖国で待っている」の台詞が入ってて
それを最後の支えとして散って逝ったのかなと。
金山という朝鮮人の特攻隊員が、親族の反対を押し切って(特攻に)志願し
遺品として自分の写真をトメさんに託し
涙ながらにアリランを歌った時は、今まで聞いたアリランとは
違う雰囲気を感じた。
川合さん(階級忘れた)が、死んだら蛍になって戻ってくると言い残し
トメさんの家の庭に蛍が現れたシーンは泣けた。
ラストシーンも泣けるが、徳重の老けメイクには違和感ありあり。
観ていると、戦艦に突撃できたシーンでは「やった本懐を遂げられた」
その前に爆破・海に墜落すると「ああ無念だったろうに」と思った。
もしも自分が特攻隊員であったなら、せめて一矢報いたいとの思いから
心の中でつぶやいていた。
中々どうして、一人一人の人物を掘り下げて描かれていました。
とは言え、全ての人物を掘り下げるほど時間は有りませんでしたが。
知覧が空襲に遭う場面は悲惨極まりない。
血みどろ・あちこちに落ちている、千切れた手や足。そして死体。
出撃前、靖国のどこそこの2本目の桜の木で待ち合わせを約束する隊員。
(まあ、その隊長は生還しちゃったのだが)
随所に「靖国で会おう」「靖国で待っている」の台詞が入ってて
それを最後の支えとして散って逝ったのかなと。
金山という朝鮮人の特攻隊員が、親族の反対を押し切って(特攻に)志願し
遺品として自分の写真をトメさんに託し
涙ながらにアリランを歌った時は、今まで聞いたアリランとは
違う雰囲気を感じた。
川合さん(階級忘れた)が、死んだら蛍になって戻ってくると言い残し
トメさんの家の庭に蛍が現れたシーンは泣けた。
ラストシーンも泣けるが、徳重の老けメイクには違和感ありあり。
観ていると、戦艦に突撃できたシーンでは「やった本懐を遂げられた」
その前に爆破・海に墜落すると「ああ無念だったろうに」と思った。
もしも自分が特攻隊員であったなら、せめて一矢報いたいとの思いから
心の中でつぶやいていた。
- 赤羽 礼子, 石井 宏
- ホタル帰る―特攻隊員と母トメと娘礼子
ここから追記(2007.5.16)
タイトルの「俺は、君のためにこそ死ににいく」の「君」ですが
左巻きの人達は「天皇」と解釈している方もいるようですが
石原氏は否定しているようですね。
たぶん(私的予想です)特攻第一号の関行男大尉(死後2階級特進中佐)の
インタビューからヒントを得たのかなと思っております。
関大尉は映画冒頭で特攻を命じられ、頭を抱えて苦慮し志願を決意
敵戦艦に特攻しました。
インタビューの内容は「天皇や国のためではなく、最愛の人(妻)のために死ぬ」
というような(意訳ですが)事を答えてられます。