水から高効率に水素生成 東大など、人工光合成目指す | 国際そのほか速

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 水から高効率に水素生成 東大など、人工光合成目指す


 

  光エネルギーで化学反応を起こさせる「光触媒」を使って、世界最高レベルの約2%の変換効率で水から水素を生成することに成功したと東京大と三菱化学などのチームが18日までに発表した。今後は変換効率10%を目標にして、できた水素と二酸化炭素(CO2)を使って有機物を作る「人工光合成」の実現を目指す。


  チームは、金属のランタンやビスマスなどから作った水素発生用と酸素発生用の2種類の光触媒を無作為に配置したシートを水の中に入れ、太陽光に似せた光を照射した。


  その結果、それぞれの触媒から水素と酸素が生成された。光エネルギーから水素を作る変換効率は最高で2・2%だった。