
12日放送の『PON!』(日本テレビ系)に女優の川口春奈(20)が出演した。エンタメコーナーでは、10日に発売された『川口春奈 写真集 haruna3 』(ワニブックス)をアピールすると、最近ハマっていることとして「1人焼肉」を挙げた。オジンオズボーンやスタジオ出演者の驚きの声をよそに、川口は「焼肉が好きだから1人でも焼肉に行く」と熱い焼肉愛を披露した。
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川口は「1人カラオケ」にもよく行き、安室奈美恵の曲を熱唱しているという。以前『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際も、「ルミネTHEよしもと」に1人でお笑いを観に行くと公言している。
派手に遊んでいるイメージの芸能界だが、1人焼肉や1人カラオケを好む芸能人は意外と多い。岡本真夜・倉木麻衣といったミュージシャンから、多部未華子・吉木りさ・北乃きい・柳原可奈子・松坂桃李といったタレントまで、実に様々なジャンルの芸能人たちが1人で行動することが多いと明かしている。
最近は、芸能界に限らず私たち一般社会の日常においても「おひとりさま文化」がじわじわと浸透しているが、そもそも日本は「和(調和や平和)」文化であり、集団での調和が重視される傾向が強い。そのため、あまりにも身勝手な行動が目立つ人物は、周囲から「変人」ととらえられてしまう。
特に横のつながりの強い芸能界では、ディレクターやプロデューサーと懇意になることが売れる要因の1つなので、「おひとりさま文化」はなおさら、通用しない。
そういえば、先に挙げた1人行動が好きな芸能人たちも、一時の人気ぶりに比べると、少々精彩を欠いている者も多い。また、川口も昨年主演映画がヒットしたものの、"大コケ女優"という汚名を完全に払拭しきれているわけではない。
この傾向はもちろん、一般社会にも当てはまる。例えば、会社では周囲と円滑に仕事ができるコミュニケーション能力の高い人物は評価につながるが、寡黙だったりスタンドプレーが目立つ人物は、能力の有無にかかわらず、評価につながりにくい。
このような、コミュニケーション能力が低い"1人好き"の人物が、読者の方の周りにもいないだろうか!?
現在、なにかにつけて「おひとりさま文化」を認める風潮があるが、日本で生活する以上、1人でいることに時間を費やすことは、今のところ有意義ではなさそうだ。
(文=近添真琴)