経済力、包容力…年の差「倍以上男子」は本当にメリットだらけ? 実態をリサーチ! | 国際そのほか速

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経済力、包容力…年の差「倍以上男子」は本当にメリットだらけ? 実態をリサーチ! 

 ちょっと前に“倍以上男子”という言葉が流行りましたが、みなさんの周りにも年の離れたカップルが1組や2組はいるのではないでしょうか。

 男性は年齢を重ねるに連れて、包容力や経済力が大きくなる傾向があるので、女性からすると父親世代に近い男性と交際するのは、メリットだらけといわれています。

 ですが、本当に倍以上男子ってメリットだらけなんでしょうか。

 実際に年の離れた異性と交際している人たちに取材し、検証してみました。

■ケース1:男性61歳Yさん・女性29歳Hさん

 現在、会社設立準備中だというHさんは、都内のタワーマンションの上層階に暮らす華やか美女です。

 恋人は61歳の会社経営者の男性で、妻とは別居中なのだとか。離婚手続きは進めているけれど、まだ戸籍上は結婚している妻がいるそうです。

 「会社設立のお金は彼氏に出してもらえることになっています。離婚まで長引いていて、私とまだ結婚ができないことを不安がってくれているのもあって、マンションの家賃も出してくれているし、不満はありません」とHさん。

 一方、Yさんに約30歳も歳が離れている彼女と付き合っている理由を聞いてみると…。

 「やっぱり若さですね、彼女とは飲み屋で知り合いましたが、最初は“綺麗な子だなぁ”って思っていた程度。彼女から頻繁にメールが来て、最初は飲み屋の営業だと思っていたんです。

 でも店でなく外で会いたがる様子を見せるのでデートを重ねてみると、本気で自分のことを想ってくれていることがわかって。もともと妻とは別居中でしたので、自分も捨てたもんじゃないなぁと、自信を取り戻すきっかけをくれました」

 彼女と出会ったときには60歳の還暦が目前だったというYさんは、妻とも別居中で新しい恋愛になんてまったく興味はなかったそう。でも自分の娘ほどの年齢の女性が本気で慕ってくれている様子を見て、恋愛の仕方を思い出したんだそうです。

 「娘にはまだ話していません。自分とさほど年の変わらない女性と交際していると知ったら、相当驚くと思いますし。でも将来的には一緒になりたいと思っているので、いつか息子と娘にも話をするつもりです」とYさんは笑顔で話してくれました。

■ケース2:男性56歳Iさん(交際相手は35歳)

 21歳年下の女性と交際する会社員でバツイチのIさん。交際中の彼女は、外資系の会社に勤めるバリキャリ女子だそう。

 “倍以上”ではないにせよ、かなり年の離れたカップルなのですが、なんと、結婚は考えていないそうです。

 「僕は会社員なんですが、今の会社は60歳で定年退職になることが決まっています。彼女のことは大好きなのですが、今の僕と結婚しても、定年後も今みたいな暮らしが続けられるか、不安が大きいんです。

 彼女は結婚経験がないので、“結婚したい”と言っていますが、僕と結婚して彼女が生活の面倒を見るようなことになるのは、男として情けないと思ってしまって…。結局、踏ん切りがつかないで別れることもできず、結婚もできずにズルズルしちゃってます」

 彼女のことを好きだけれど、年齢差による現実が突きつけられている形といえるのではないでしょうか。

 “倍以上男子”に経済力があるのも働いているうち、という実態も少なくなさそうですね。

 Iさんの場合は、彼女のことを大切に思うからこそ、どうしていいのかわからないんだそうです。年齢差カップルならではの“壁”といえるかもしれません。

■ケース3:男性56歳Yさん(交際相手は36歳)

 この夏に結婚予定の経営者であるYさんですが、なんとこれまで1度も結婚経験がなく、ずーっと独身貴族だったそう。

 そんなYさんがその年齢で結婚を決意した“決め手”は、なんだったんでしょうか? 

 「交際し始めて間もない頃、介護の話が出たんですよね。その時に、“大丈夫!  私が面倒みるよ”って、楽しそうに言ってくれたのが大きかったです。軽いノリで出た話題だったんですが、直感で、この子といたら幸せそうだって思ったんですよ」

 年齢差があるからこそ、結婚後の介護問題も同世代と結婚するより早く訪れる点は、倍以上男子と一緒にいる女性の宿命といえますよね。

 また、Yさんはこんなことも言っていました。

 「経営者はいつ事業が傾くかわからない。 これまで寄ってきた女の子は会社や経済力が目当てに感じる子が多くてゲンナリしていましたけど、今の彼女は自分だけで1,000万円以上を稼ぐ力を持っている点も大きかった。なにかがあったときに、悲観的になるのではなく、この子なら一緒に立て直してくれそうだと感じたんです」

 いかがでしたか。

 Iさんは会社員であるがゆえに、定年後の自分を考えて結婚に踏み切れない一方で、経営者であるYさんは何かがあった時の対応力を見極め、結婚を決めた点が印象的でした。

 倍以上男子と真剣交際するというのは、その男性が置かれている状況によって明暗が大きく別れるといえるかもしれません。