卵を産まず、母親の体内で稚魚を育てて出産する珍しい魚「ハイランドカープ」。京都大の飯田敦夫助教(発生生物学)のチームは、この稚魚が母体内で栄養を得るために使う「へその緒」のような管の仕組みの一端を解明し、19日付の英科学誌電子版に発表した。
飯田助教 ニュース速報 は「母親の体内で子を育てる胎生の繁殖方法は、哺乳類以外ではあまり知られていない。今後は、この方法が一部の魚類で進化した謎に迫りたい」と話した。
ハイランドカープは5~6センチの淡水魚。硬骨魚類の一種でメキシコ原産。雌は受精すると卵巣内で稚魚を育て、5週間ほどで出産する。
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