
ここ数年続く「断捨離」ブーム。片づけに関する本が売れている。一方で、そんなトレンドとは裏腹に、片づけを極端に苦手とする人も存在する。今回、「教えて!goo」にはこんなお悩みが寄せられた。
「妻が片づけができない・靴をそろえない」
相談者さんは男性。妻が整理整頓が苦手で、モノが床に散乱した状態が続いていること、玄関で靴を揃えないことなどに悩んでいる。話し合いをしたところ、妻の実家も片づけができない家だったとか。子どものためにも片づけスキルを身につけてほしい、と話している。
■片づけを習慣化させる準備をしよう
これに対し、さまざまな解決策が寄せられた。
「いきなり全てを正そうと思っても難しいです。なので一箇所だけ常に綺麗にしておく場所を決めておいてそこを奥様が担当なさってはどうでしょうか? 他は全部あなたがやる覚悟が必要ですが…」(mineminekoさん)
「とにかく物を少なくすれば、散らからなくなります。(中略)…大変ですが、そこまで、ご主人さまがメインに(奥さまが一緒だとブーブー言うでしょうから)頑張って実行してください」(heriotoro-puさん)
まずは、妻に任せる箇所を決めたり、モノを減らしたり……と男性が主体的に動くことが大事だと話す人が目立つ。片づけ下手な人に一から十までやってもらうのは無理難題だ。できる人が「枠組み」を作ることが大事だろう。
■子どもへの躾も男性主導で!
続いては、いくつか届いた注意点を紹介する。
「妻がやらないから……と言って、貴方が片付けていたら奥さんは『貴方がやるもの』と貴方が片付けて当たり前、になってしまいますよ。片付けをする時は『奥さんと一緒』にやるようにしましょう」(kurikuricyanさん)
この先、妻にも自発的に動いてもらいたいのであれば、「男性に任せきり」の状況は避けたいもの。必ず夫婦または親子全員で片づけに取り組むべきだ。
「躾は奥様に期待せずに父親である主さんが教えていくことでお子さんにその習慣が身につけていけると思います。子どもも育つとわかりますよ。何が散らかっていて何が片付いているのかが」(kurukuru-maruさん)
男性が気にしている子どもの躾に関しても、男性主導で行うべきとの声が挙がった。
夫婦ふたり、育った環境はもちろん、得意・不得意分野もそれぞれ異なることを自覚して、協力しながら片づけを“家族の習慣”化してほしいと思う。
池田園子(Ikeda Sonoko)