
「ここ何年か、恋していない」「恋ってどうするんだっけ?」と思っている大人の女性が多くいます。恋に年齢制限はありません。「恋したい!」と思ったときが適齢期です。ただ、20代の頃とは違って、積極的に恋を探そうという気力がない人も。そんな大人の女性のために、恋を始める3つのステップを紹介します。
■1:恋のきっかけを作る
積極的に出会いたい場合は、独身男性が集まる、いわゆる「出会いの場」に行った方が恋をつかみやすいでしょう。「そういった場は気が重い、日常生活の延長で出会いたい」という人は、新たな出会いがありそうな、仕事関係者の飲み会には積極的に参加するようにしましょう。また、同業種交流会や異業種交流会などにも参加してみるのといいでしょう。
仕事絡みの集まりでは、すぐに恋のきっかけ作りができるわけではありませんが、恋の出会いがなくても、それ以上に仕事で収穫がある場合もあります。また、婚活パーティーなどとは違って、気軽に参加できるのも大人の女性にはメリットとなります。
ただ、こういった会で恋のチャンスをつかむには、いくつかポイントがあります。
・あからさまに恋の出会いを探している態度はとらないこと
・女性らしい格好をしていくこと
・会話上手を心がけること(聞き上手になる。下ネタには参加しない、など)
・タイプの男性がいたら、近くの席に座ること。
タイプの男性の隣に座れたときは、まずは名刺交換をするようにしましょう。名刺をもらっておけば、お礼メールができるので、次に会えるチャンスにもつながります。
そして、押さえたい会話は以下です。
□仕事について
仕事を頑張っている相手を受け止めてみましょう。どんな仕事をしているか聞くことにより、後日、「仕事のことで教えてもらいたいことがある」といって、連絡ができるチャンスも得られます。
□仕事の忙しさ、お休み、既婚者か独身か
婚活パーティーではないぶん、これはしっかり確認しておかなくてはいけません。仕事が忙しそうな人であれば、「ご結婚されているんですか? もしされていたら、ご家族と一緒に過ごす時間を作るのは大変そうだなと思いまして……」と切り出すことができます。
□趣味、住んでいる場所、好きな食べ物
これらを聞くことで、次に会うきっかけ作りができます。ただ、質問をしたときに、相手が「仕事モード」で怪訝そうな顔をしたときは控えましょう。趣味なら、「自分もやってみたいから、今度誘ってほしい」とお願いしたり、住んでいる場所がどんな街かを聞いて、案内してもらう約束をしてもいいでしょう。好きな食べ物を聞いたら、相手のオススメのお店に一緒に行く約束だって、自然にできます。
あまりにも「次も会いたい」オーラを出すと、男性は引いてしまう可能性があります。できれば、「今度一緒にどうですか?」という言葉を男性の側から言ってもらう空気を作った方がいいでしょう。どうしても言ってくれないときは自分から言ってもいいですし、彼にお礼メールをするときに提案することもできます。
飲み会の後は、必ずお礼メールを忘れずに! そのときに、具体的に次に会う約束をしてみましょう。これで、恋のきっかけは作れます。
■2:デートをしてみる
人と出会える場所に行くようになると、デートに誘われることも出てくるでしょう。中にはタイプではない男性からのお誘いもあるかもしれません。そんなときは、迷わず出かけましょう。
しばらく恋とは無縁の生活をしていた女性の中には、「タイプではない男性からのデートの誘いは断る」という人が意外と多いものです。もちろん、生理的に苦手な人とデートをする必要はありません。でも、嫌いなタイプでなければ、ランチでもいいので一度くらい行ってみてもいいのではないでしょうか? それは、自分にとっても良いことがあります。
□恋の勘を取り戻すことができる
男性に女性扱いをされると、恋の勘を取り戻すことができます。女性としての自信や、恋をしたくなる気持ちがより高まるものです。それが恋を引き寄せるパワーにもつながります。
□良い男友達になれる可能性がある
異性の友達は、同性の友達とは違う良さがあるものです。男として好きになれなくても、人として好きになれそうなときは、その縁を大切にしてみましょう。
□お食事会、合コンのきっかけを作れる
どうしても彼がタイプでないときは、お互いの友達を誘い合ったお食事会を提案してみましょう。これを提案することで、やんわりと相手に脈がないことを伝えることもできますし、もしかしたら、そのお食事会であなたと縁のある男性と出会えることもあるかもしれません。もちろん、その彼と縁のある女性が、実はあなたの友達にいることだってあるのです。
でも、何と言っても一番良いことは、「その彼に恋する可能性がある」ということです。どんなにタイプではない人でも、なぜかある日、恋に落ちてしまうことがあるのです。
■3:恋心を育む
既婚者の中には、はじめはタイプではなかった人と結婚した人がいます。結婚相談所でも、成婚する人の大きな特徴は「相手を減点法ではなく、加点法で見る人」ということです。
大人になるほど理想が固まって惚れにくくなりますが、柔軟な人ほど結婚につながりやすいのです。人の本当の魅力は、1回や2回会ったところで、わかるものではありません。出会った男性がたとえタイプではなくても、「どうしても許せない欠点」がない場合は、何度か会ってみて、相手の良いところを見つけること、そして、相手に慣れることも大切です。相手と一緒にいることが自然になり、居心地が良くなったときは、恋が始まる可能性があります。
恋の始まりは運命を感じる場合だけではありません。日常的なところで、ゆっくりと育まれることもあるものです。「恋のきっかけを作る」「デートをしてみる」「恋心を育む」の3ステップで、恋を始めてみませんか?
文・ひかり (All About ひかりの恋愛コラム)