
前回に引き続き、恋愛小説『読むだけで彼女ができる モテる小説』の著者・ココロ社さんに“男性が未だに抱きがちな中学生レベルの妄想”を伺っています。
女性の想像を超えた幼稚さを維持していた、大人の妄想事情。ほかには一体どんな妄想を繰り広げているのでしょうか?
■妄想3:謎のセルフ罰ゲームを設定
クラスの男子がやっていた、“息を一分以上止められなかったら明日授業中に手を挙げてトイレに行く”、“電車で座れなかったらゴリラの真似をする”などの、無意味極まりないペナルティ。あれから大人になってもセルフ罰ゲームの勢いはやまないようです。
「小道具がビジネスマンっぽくなるだけで、“この伝票切り間違えたら部長にため口であいさつする!”などの馬鹿げたゲームは日本中で行われています。そして罰ゲームになってしまったら“あ、今の本気じゃなかったからナシナシ”とするのも中学時代と同じです」
■妄想4:宝くじが当たったら何を買うかを妄想
中学生の時は、1億という金額もよくわからないまま「美女にモテて豪邸に住みたい」「アムロちゃんと結婚する」などと言って男子は自由な妄想をしていましたよね。
「当たる確率の低さを痛感した大人でも、その妄想はやみません。“宝くじが当たったら、このウルトラめんどくさい仕事ともおさらばだ、有休全部使い切ってからやめてやろうっと!”など、中学生時代よりも切実さが増している分、痛々しいのです……」
世代を超えた鉄板の妄想テーマですが、妄想規模は縮小化するようです。
■妄想5:自分に期待しすぎて滅茶苦茶な計画を立てる
「まぁこのドリルだったら1冊15分でできるんじゃない? と思って直前まで放置し、実際は150分かかってしまったあの頃。大人になってからも企画書くらい、もうプランは頭の中でできていて、それをざっと書くだけだから30分だね、と思って取り掛かったら300分……まったく変わりません」
昔なら叱ってくれる先生がいましたが、今はしくじっても笑顔で窓際送りとなるだけ。年をとっていないのは脳内(妄想年齢)だけなのです。
以上、いかがでしたか?
給食の牛乳を鼻から噴き出すことはしないまでも、男性が考えることはあの頃と変わっていないようですね。裏を返せば、「中学生にしてすでに人格が完成していた」ということになるのでしょうか。いずれにしても、ちょっと微笑ましいですね!