
介護をはじめ全てのサービスが内部で提供される「介護付き」、外部の介護サービスを選んで購入する「住宅型」、元気な人向けの「健康型」だ。現在、計約8400か所あり、定員数は34万8000人。定員数では「介護付き」が約6割を占める。
「介護付き」の場合、介護サービスは介護保険を利用できるが、介護・看護職員の配置が手厚いなど、保険の範囲を超えるサービスを提供しているところも多い。
必要な費用は家賃相当額と管理費、食費、介護費など。家賃分を「入居一時金」として徴収する施設もあるが、一時金なしや、一時金と月々の支払い額の組み合わせの中から選ぶ施設が増えている。月々の負担は十数万~二十数万円が主流だ。
「介護付き」は看護師が常駐しているところや、看取(みと)りに対応している施設が他のタイプより多い。ただ、認知症が進んでほかの入居者に影響が出た場合は、退去を求められることもある。
必要なサービスが提供されるかどうか、費用も含めてきちんと確認したい。