
部品を外し、漬け置き
- 外せる部品は、ポリ袋の中などで漬け置きする(大阪府内で) 本体に油汚れ用洗剤をスプレーし、ラップで覆って密着させる
- 外せる部品は、ポリ袋の中などで漬け置きする(大阪府内で) 本体に油汚れ用洗剤をスプレーし、ラップで覆って密着させる
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日頃の手入れで落としきれないガスコンロの汚れは、新年を前にきれいにしておきたい。
漬け置きなど一手間をかけることで、ゴシゴシこすらずに済み、時間も短縮できる。
「ダスキン」(大阪府)の佐藤仁彦(まさひこ)さんは「コンロに残った汚れは、油にほこりがこびりついたものや焦げ付き。掃除の際は、洗剤を浸透させて軟らかくする一手間をかけるのがポイントです」と話す。
五徳やグリルの網など外せる部品は全て外し、本体と部品とに分けて作業する。いずれも、不要になったプラスチック製のカードなどで表面の汚れを軽く落としておく。
次に、「一手間」を加える。シンクに40~50度の湯をため、湯2リットルに対してティースプーン1~2杯の台所用洗剤と、湯の量に応じた酸素系漂白剤を入れ、15~20分漬ける。シンクに栓がない場合、大きなポリ袋に部品を入れる。その後、スポンジでこすって水洗いする。バーナーの穴など細かい部分は竹串を使うとよい。
本体はスプレー式の油汚れ用洗剤をかけ、ラップで覆って10~15分置く。ひどい汚れには、洗剤を染み込ませたキッチンペーパーを湿布の要領で敷く。その上からラップをかけると、汚れが浮き出しやすく、効果が高まるという。ラップを外した後、湯に浸して固く絞った布で拭く。
本体、部品とも、汚れが残っていたら、スチールウールでこすって落とす。
一方、コンロの2割近くを占めるIHクッキングヒーターは、天板が平らで拭き掃除をしやすい。住宅設備などを手がける「パナソニックエコソリューションズ社」(大阪府)の岡本麻菜美さんは「鍋の噴きこぼれが焼き付いてできた輪染みなど、通常の手入れで残った汚れは、丸めたラップで磨いてみてください」と話す。
その際はクリーム状の研磨剤を付けて磨く。スポンジだと研磨剤が染み込んでしまうが、ラップなら染み込まず汚れに密着してスルリと取れる。