男女共同参画へ長時間労働是正…政府方針 | 国際そのほか速

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 政府は、年内にまとめる「第4次男女共同参画基本計画」(2016~20年)で、女性が活躍できる社会の実現に向け、「男性の役割」を重視し、男性が家事に積極的に取り組めるよう長時間労働を是正する政策を盛り込む方針を固めた。

  内閣府の専門調査会で具体策を議論する。

  第4次計画では、安倍内閣が掲げる「20年までに指導的地位に占める女性の割合を30%」という目標の達成に向け、行政、企業、政治などの分野ごとに具体的な取り組みを盛り込む。女性の参画を阻む一因となっている「夫は仕事、妻は家庭」という固定観念について、男性の意識改革も求めていく方針だ。

  基本計画は、男女共同参画社会基本法に基づき5年ごとに改定している。10年に決めた第3次計画(11~15年)は、民間企業の課長職や大学教授に占める女性の割合など82の数値目標を設定している。