ニュースを見ていたら、

50代の大学講師が
交際していた20代の教え子と、
けんかをして

要求されて全裸になったという
報道がありました。

その女子学生は、
普段から精神不安定で
言うことを聞かないと
何をしでかすかわからなかったから

ということでしたが、

本当に愛していたなら

そういう性格を
直してあげられるように
心を砕いてあげるべきで

何でも言うなりに
なるべきではなかったのに

と、感じました。


親の同意の元で
お付き合いをしていたようですが、

本来なら、
職場内では知らん顔をして、

必要以上には
話しかけないようにして

関係がないふりをするのが
当たり前です。

それをやらず、
職場内でそんなことをするとは…。

そのことがまず、驚きです。


一般的に、

死んでやるとか、
殺してやるとか、
その他のおどしをかけたり、

ごたくを並べたり
屁理屈を言ったり、

話をすり替えたり、

怒鳴ってみたり、
暴力を振るってみたり

泣いてみたり
嘘をついたりして

嫌なことから逃げてきた人間は

それが
実はうまくいっていないことに
気がつかない限りは

延々とやり続けます。

間違ったことだということさえ、
気がついていない場合もあります。

だから、誰かが
気がつかせてあげなくてはなりません。

彼の場合、

もちろん、
若い交際相手を
失いたくなかったであろうことは
理解はできます。

定年の近い自分が
若い女性とつきあっているからこそ、

自分は価値があると
実感できたのではないかなと
想像します。

でも
誰と付き合っていようと
付き合っていまいと

自分自身が
自分を愛し、信じてあげれば、

冷静になれたはずです。


本来は、

教育者として、
ひとりの大人の男として

やってはいけないことは
やってはいけない、

譲れないものは譲れない、

世の中は、
自分の思い通りにはならない、
他人と共に生きているのだから

ということを
教えなければ
ならなかったはずです。


相手は、
成人に達した学生とはいえ、
まだまだ、
社会の荒波をしらないこどもです。

親世代の
30代後半以降の人たちも、

この世の中を眺めてみれば

クレーマーだったり、
ストーカーまがいのことを
やるような

精神が不安定な人達が
多い時代ですから、

そのこどもが、
きちんと
育っているかどうかは
わからないのです。


学校の先生という職業は、

学問を教えると共に、
人格形成を担う
大切な役割を持った
ものすごく重要な仕事です。

ですから、
自分自身がまず、
しっかりと自分の軸をもって、

見本になるように
していただきたいと思っています。


優しさは甘やかしとは違います。

愛することは
依存関係を作ることとは違います。

ましてや、
縛り付けるものでもありません。

所有物ではないのですから。

お互いに
それぞれ独立した人間であり、
尊重して共に歩むことはできても

心を所有することは不可能です。

人のせいにしないで、

何かを得たいと思ったら
誠実なやり方で
きちんと行動をする。

相手からよい答えを
与えられるまで、
意思も伝えず、待ったり、
回りくどく策をろうしたり

そんなことはせず
きちんと相手に気持ちを伝える。

その結果は
自分の行動から生じたものだから
きちんとうけとめる。

そういうことを、

自分自身で理解して、
普段からそのように生きる。

難しいけれど、
そうしていくのがおとなです。


本当に
彼女を愛していたなら、

その思いが伝わらなくて
失うかもしれないことを
覚悟してでも

向き合ってあげるべきでした。


これから、
二人はどうなるのか。

特に、
男性講師の行く末が気になります。