昔、国語の時間に、
ずいぶんたくさんの随筆などを
読まされましたが

心に残っているのが
日本と海外を比較した内容のものでした。

それを読んだことで、
日本が好きになったのを
覚えています。

その中で、特に覚えているのが
日本はごちゃ混ぜ文化だ、ということ。

ごはんの食べ方で
それを語っていたのですが

海外では、
まずスープなど前菜が出て、
メインが来て
最後はデザート。

一つ一つの料理を
単独で味わいますが

日本は、三角食べといって、
ご飯を食べたらおかず、
おかずを食べたらご飯を食べる

というようにして、

口の中で
二種類以上のものを
混ぜ合わせて食べるのが
普通の食べ方です。

最近は
西洋みたいな食べ方をする人が
増えてきましたけどね。

そうやって、

口の中で混ぜ合わせて
味を楽しむように、

日本人はそもそも、
海外から入ってきた文化を
自分の国にあるものと混ぜ合わせて

独自のものをつくりだして楽しむのだ

ということが書いてありました。

たしかにそうです。

クリスマスもバレンタインデーも
ハロウィンも

もともとの意味はまったく違うけど
取り入れて、日本独特の文化に
してしまいました。

神様と仏様もいっしょくたにしてしまうし

日本人はとにかくなんでも
ごちゃ混ぜにしたがるのかもしれませんね。