秀丸マクロ, Word VBA, or the like -14ページ目

データ型(1)

前回の関数の説明で、関数が取ってくる情報には文字型の情報(データ)と、数値型の情報(データ)があると説明しました。

そしてこれらがデータ型と呼ばれるものということも説明しました。

今回は、もう少しデータ型について説明します。

関数が取得する情報(戻り値)以外にも、様々な場面でこのデータ型が出てきます。

Wordでマクロを作成する場合や、その他の言語でプログラムを作成する場合には、いろんなデータ型が出てきますが、

秀丸マクロで覚えておく必要があるのは、数値型文字型2つの型のみです

何がどう違うのかという説明ですが、簡単な例を出します。

例えば、1+1という計算をするとします。

この『1』というデータ(値)が、文字型数値型かで答えが変わってきます。

1』が数値型のデータである場合は、2という答えになります。

1』が文字型のデータである場合は、11という答えになります。

数値型の場合は1は数値ですので、単純に1+1という数字同士の足し算の答えとして2という答えが帰ってきます。

一方、文字型の場合は1は数値じゃなくて飽くまで文字です。

なので、1+1は、『1』という文字の後に『1』という文字を足して11という答えになります。

同様に数値型2+2は、4ですが、文字型では22になります。

また例えば、文字型で、device + 10という計算をさせると、device10という答えになります。

数値型で同じ計算するとdevice数値型になりえないのでエラーになります。

このように、秀丸でマクロを作成する場合は、扱っている情報(データ)が数値型なのか文字型なのかを意識する必要があります。

ちょっと長くなりそうなので、続きは次回に書きます。