サインの始まりと終わり
継続中のサインは、いつ途絶えるか、誰にもわかりません。今回も継続するだろうと追いかければ、アッサリ途切れてしまいます。継続回数が少ないうちから、「強いサイン候補生」を捕捉しておくことが大事だと思うのです。強いサインの持つ特徴のひとつとして、「起点がしっかりしている」という条件が挙げられると思います。
しかし、そもそも「しっかりとした起点」って何なのだ?と疑問が沸いてくるでしょう。注意深く、レース結果を見ていると、「新しいサイン」が誕生しやすい時期があります。
関東メインを例にとります。
1回中山3日目 ニューイヤーステークス(14頭)
3枠04番 イクスキューズ 3着
4枠05番 マヤノツルギ 1着
4枠06番 ショウワモダン 2着
このレース結果事体が、継続中のサインは終焉を向かえ、新しい統制サインが生まれる「サインの過渡期」であることを示しています。
枠連ゾロ目が大事なのではなく、連続した馬番3つが、すべて馬券対象になったことが重要なのです。
ジャパンカップの前日の関東メイン
5回東京7日目 キャピタルステークス(18頭)
1枠02番 マイネルハーティー 3着
2枠03番 ゲイルスパーキー 2着
2枠04番 タマモサポート 1着
これもまったく同じです。このレースの近辺、つまり「キャピタルSが起点のサイン」、「ジャパンカップが起点のサイン」、「ステイヤーズS起点のサイン」がたくさん生まれ、そして消えていきました。また新たな方向性への転換点、リセットボタン、それこそがニューイヤーSの3連続した馬番号の起用なのでしょう。
では何故、枠連ゾロ目(ワイドゾロ目)でなく、3連続馬番起用が「新たな転換点」になりえるのでしょうか。
今後は、この点について言及していきたいと思います。