といっても昔の話だ。

それもなんとフィリピン人の彼女だった。
結婚するつもりでフィリピンまでいったのだが、どうやら咲耶姫に邪魔されたらしい。
おかげでいまでも独り身だ。見えないところに咲耶姫がいるが。

フィリピン人の彼女は、まさしく川島なお美似だった。
(いまだ指名手配中なのであまり詳しいことは言えない。○○○ちょん切られるから)

まったくそっくりではないが、顔はなお美系ではないだろうか。
ただ、なお美ほど背は高くない。万事が小さめである。
エコな女だった。
ただ、お金だけはエコではなく、使った使った

  ヽ(= ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄=)ノ

でも、頭が良くて 気が強くて 頼り甲斐のあるやつだった。


ところが咲耶姫に邪魔されたらしい。


ちなみにフィリピン送金にはメトロバンクがいい。いくらでも2000円の手数料で済む。 







   

咲耶姫は俺の女神様――守護神だ。
抽象的な意味ではない。
いつも俺といっしょに現場に行き、仕事をして、いっしょに帰ってくる。見えないが、向こう側の世界に行ったときは、会ってくれるときもある。

そんな咲耶姫と、初期の『霊界鉄道』が完成し、それと同時に、霊界行きがなくなり、夢の世界の探検が始まった。
毎日のように――夢幻世界のラッシュだった。
さながら山手線の通勤ラッシュのように、五分感覚で電車が滑りこんでくる感覚だった。

――そんな夢幻の嵐にまみれながら、俺は、これを作品化するのは無理なのではと思った。

あまりにも荒唐無稽なのだ。
霊界にはある種の秩序があった。
だが、ここはあまりにも混沌とした世界ではないか。

大地に巨大なマグロが突き刺さっていたり。なんじゃこりゃ!


ところが、最近は違ってきたのだ。 


   また、追々話そう。ぜひとも読んでくれ。俺の十数年に渡る夢の世界のあらましを。

『霊界鉄道』――霊界とはまたちがったもうひとつの世界を。


    
俺は友の残していったシナモンのタバコを一本ぬいた。この国のタバコはまるで葉巻のように太くて、凝った細工がしてあった。吸うのにはもったいないくらいだ。

俺はなぜだか旅館に入っていこうとしていた。
その旅館の勝手口の前に見えない信号があった。
信号が青にならなければ、なかに入ることはできない。
俺はしばし待った。
と、もう一人男が来て一緒に待った。俺が待っているので、仕方なく同調しているようだった。
そんな通りすがりの人物たちも、不思議と存在感があり、生命感を感じた。
もう入れるようだ。俺はなかに入っていった。
フロントには主らしきおばあさんが立っており、大勢のおばさん客が受付か、帰りの精算でもしているらしい。俺は横から入ってきたような感じだ。
受付のおばあさんに荷物をカウンターの横に置くようにいわれた。軽くたしなめられた。そのあたりも存在感がある。
――夢の中の人物たちが存在感を持ち始めたのは、ここ数年が顕著だ。以前の夢は取り留めもないことが多く、キャラクターたちも見えてはいるのだが、霧か空気のように、つかまえようとすると消えてしまいそうだった。だから、最近の俺のこの世界への移住は案外成功しているようでもある。


彼女とは、とあるフィリピンパブで出会った。
白いミニスカートのよく似合う女の子だった。
その後、3年ほど付き合って、彼女はよくカラオケでこの曲を歌っていた。
この曲を耳にするたびに、彼女のことを思い出す。



どこで知り合ったとか、詳しいことは言えません。

街で行き会ったら吊るしあげられますから (^^ゞ

「アナタナニシテル ○○○チョン切ルヨ!!!ヽ(@`0´@)ノ」

ヽ(= ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄=)ノ