長い旅路が終着@舞台『夜への長い旅路』大千秋楽 | 大倉忠義&重岡大毅を中心に関ジャニ∞とジャニーズWESTを応援するちよブログ

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娘二人もエイター&ジャスミン
長女は村上&桐山
次女は安田&小瀧

舞台『夜への長い旅路』大千秋楽、
おめでとうございます。


大竹しのぶさん、大倉忠義くん、
キャストの皆様、スタッフの皆様、
お疲れ様でした。


大変な状況下の中、無事に完走できたこと、
本当に素晴らしいと思います。


そして、
素敵な舞台をありがとうございました
m(__)m




キャストやストーリーなど↓



もうネタバレしても大丈夫ですよね?


簡単に感想を。
(あくまでも、私個人の感想です)



セリフの量が多いとは聞いてましたが、
そのセリフを一気にマシンガンのように、
早口でしゃべるので、
聞き取りにくいところもありましたが、
声の抑揚を付けて分かりやすく演じてくださってました。




舞台の内容は、重く苦しいかったのですが、
家へ帰って、パンフレットを読んでみて、
そこには、“愛”しかなかったなと
思いました。


愛のかたまりでした。



家族って、愛があって当たり前というか、
当然だと思うところがあるんですが、
この家族は、それぞれが不安、悲しみ、優しさ、憎しみ、怒り、嫉妬、希望、絶望の感情が渦巻いているんです。


それを全て引くるめて、
家族を愛しているし、
家族のことを思っているし、
家族から愛されたいと願っているし、
すごく愛に飢えてると感じました。


父は有名な俳優だが、ケチだけど土地を買いあさり。

母は美人で優しいが、薬物中毒。

長男は、酒と女にだらしない。

弟は病弱で結核。


何度も、家族をやり直そうとして上手くいかず、、、



物語は、家族がリビングで和やかに談笑しているところから始まります。

一家団欒である。


大倉さんの笑い声が響いてる。
いつもの笑い声だ(*´艸`)

セリフを言う声が低くて響きも良くて
すごく心地良かった。

ボイトレ効果かな?ってお友達とも話てた。



長男が生まれて、次男が生まれたが、
長男の麻疹がうつり次男は死亡。


悲しむ母。

自分を責めたり、長男のせいにしたり。


三男が生まれたが病弱なので、面倒を見るためにつきっきり。

産後の痛みをやわらげるために処方された
モルヒネに依存が強くなっていく母。



長男は、母に振り向いて欲しいと思い、
愛されたいと願いながら成長するが、
弟への嫉妬心も生まれる。



それぞれが心に不安や闇を持ち、
その不安を取り除いてくれるものに依存していく。


家族に対して怒りがあっても、
相手のことを思ってか、あまり本音は言わない。

そこには、愛があるからだと思いました。


しかし、終盤になるとそれぞれが本音を打ち明ける。


お酒の力も借りて、
家族だから遠慮もなく本音をぶつける。


ですがそれは、家族の存在に安心しているというか、信頼しているように思えました。


三男が父へ本音をぶつけたり。



長男が弟に本音を吐き出したあと、
椅子にどかっと座り「スッキリしたぁ」と
言ったところが、すごくリアルでした。



これだけ、憎悪が渦巻いている家族なら、
一家離散してもおかしくないのですが、
それでも家族のことを思い、
助け合って生きていることは、
まさしく愛のかたまりだと思いました。



薬物中毒を演じる大竹しのぶさんの演技は、
凄かったです。


普段は優しくおっとりとしゃべっているのですが、薬が切れてくるといきなり豹変します。

低い声で怒鳴ったり。


二階の部屋で薬を打って来たであろうと
思われるシーンでは、
目がトローンとして焦点が合ってないような感じも凄かったです。


最後は、
少女時代へ飛び越えてしまったようで、
可愛らしく話す感じも
鳥肌が立ちました。


母の辛くてやりきれない気持ちが、
現実逃避したい心を、
一番輝いてた時代へ飛ばしてしまったのだと思いました。



ピアノが大好きだった母。

指の関節が硬くなって弾けなくなってしまいましたが、

リビングにあったピアノの音色を、
もっと聴きたかったなぁと思いました。




舞台のセットは、シンプルでした、


テーブルと椅子、
ソファーベッドみたいな椅子。

ピアノ🎹

シャンデリア。


家を覆い被さってる大きなカーテンのようなもの。

このカーテンみたいなものが、
それぞれの感情が強く出たときに、
ウネウネと動くのです。


何だろう?と思っていて、
パンフレットを読むと、

一家を覆いつくす霧
だと書いてありました

愛、憎しみ、不安、嫉妬、
罪悪感、自己嫌悪、
怒り、許し、闇。



最後には、母が着ていたウエディングドレスになりました。

幸せの象徴を表していたのではないでしょうか?


母が一番、幸せだったことを。




原作を読んでないので、違うかもしれませんが、ストーリーは1日を時系列で進んで行っていたと思いました。


舞台のタイトル『夜への長い旅路』


夜へ向かう長い1日と、
愛を探す旅路とを掛け合わせているのかなー?と考えたのですが、違ったらすみません。




大竹しのぶさんのインスタに、
お誕生日の記念写真やケーキ、
演出のフィリップさんの似顔絵が書かれた
Tシャツの写真が載っていますよ。