上田池【淡路島農業用ダム3基目は近代土木遺産】
2020年7月14日訪問
投稿は廻った順ではありません。
6月にダムカード配布開始となった淡路島の農業用ダム5基を先に投稿しています。
<No,165>
上田池(こうだいけ)
所在地:兵庫県南あわじ市神代社家
河川名三原川水系上田川
型式:重力式粗石モルタルダム
堤高:41.5m/堤頂長:131m /総貯水容量:144万m3
1932年竣工の灌漑用水を目的としたダム。
管理は兵庫県上田土地改良区
上田池と書いて「こうだいけ」と読みます。
ダムカードによれば構造名称は「重力式粗石モルタルダム」となっています。
農業用ダムの中では、我が国最大の堤高規模だそうです。
また、戦前の農業用重力式ダムとしては10基しかないうちの一つ。
天端は車両通行可。
左岸側から上がってきたのですが、ダム下の浄水場入口越えたあたりから結構な落石がありました。
オンロード用タイヤではサイドをやられてパンクしそうです。乗用車でしたら右岸への道からのアクセスがオススメです。
左岸の天端横には、たくさんの記念碑が・・・・(笑)。
取水設備。
建物周囲を廻れるようになっています。古いダムにはありがち。
土木学会選奨土木遺産の証
すごい迫力で越流していました。今日は水量が多いようです。
天気が良ければ、天端から海(播磨灘)が見えるらしいです。
その造り、意匠と、文句なしですが、一部(洪水吐の上など)は改修されているようです。
今回、下調べ不足で上田池幹線水路円筒分水群を見逃してしまいました。
淡路島にはまだ廻ってないダムや、見逃したポイントもあるので、次の機会に。
ダムカードは、南あわじ市役所、または洲本土地改良事務所にて配布されています。