新潟県の災害支援活動に行っている、石黒さんから活動報告をいただきました。
鈴木くんもずっと頑張ってくれているようです。
以下、石黒さんより
8月8日
一枚目 : ボラセンの運営のお手伝いに入った初日です。
鈴木くんは「資材送り出し班」に、わたしは「受付班」に配置されました。
三条市内2つのボラセンの運営は、三条社協さん、燕三条青年会議所さん、NPO法人にいがた災害ボランティアネットワークさん、社団法人JCさんが共同であたっておられます。
他に、県内市外のいくつもの社協さんが、一人三日間のシフトで応援にいらっしゃっています。
支援物資
若干手余り気味になっていたこともあり、また、この土地を知らないスタッフが多いいこともあったのでしょう、
午後は各班より一名ずつを選出し、ニーズ調査と称したあちこちの視察へ行ってきました。
下田の奥にある大谷ダムにも連れていっていただきました。
先月28日の夜に一度目の放水、29日の昼間に二度目の放水。それでも降水量に追いつかず水量が限界まで達し、29日の夜中に、けたたましいサイレンを長い時間かけた後、三度目の放水。それにより、川があちこちで決壊したのだそうです。
山が、吸える水の量が飽和状態になったためか、今まで聴いたことない音がしたとか。
視察時、案内をしてくださった、下田在住の佐藤優さん。
市役所の職員さんです。
話題の豊富な、優しい方でした。
三条市内のボラセンの運営は、三条社協さん、燕三条青年会議所さん、NPO法人にいがた災害ボランティアネットワークさんが共同であたっておられます。
写真 : 資材送り出し班にて。
チリトリを、側溝の泥かき用に改造中。
鈴木くんの提案によるものです。
写真 : 8月9日(火)、この日は、わたしたち自らが希望したため、資材班のスタッフと現場作業の兼業でした。写真は現場にて。
下田の北五百川地区のお宅で、お庭と納屋の泥かきをさせていただきました。
こちらの家主さんの弟さんが三条の街中に住んでいらっしゃって、水害からこのかた毎日、40分以上かけて通い、片付けのお手伝いをしていらっしゃいました。
家主さん87歳、弟さん72歳。
お二方とも、かくしゃくとされていて、わたしたちボランティアが敵わないほどでした。
写真、作業した皆の風景を撮りたかったのですが、暗くてうまく写せませんでした...
: NPO法人にいがた災害ネットワークの事務局長、李仁鉄さん。
「写真撮らせてください!」と頼んだら、ウインクでポーズをきめてくれた、お茶目な人です。
災害ボランティアの経験豊富で、ハートは高橋さんと同じくらい熱い人でもあります。
: すみません、お名前も所属団体もお伺いし忘れてしまったのですが、陸前高田のTシャツを着ていらっしゃったので、パチリ。
確か、社協の市外からの応援部隊の方だったと思います。
鈴木くん、昨日初めてマッチング班に配置。
今日のシフトが、新しく来る社協人たちばかりの為にだれも頼れる人がいないという状況の中、
必死で引き継ぎ伝授中。
わたしは、資材送り出し班に配置。
鈴木くんもわたしも、今日11日は即席リーダーです。
三条市各所のボラセンが15日より本所に統合され、下田本部はサテライトとなります。
13日、14日はお盆休みなので、今日12日は、通常業務に加え、そのための引っ越し作業に追われました。
今日も、鈴木くんはマッチング班の、わたしは資材送り出し班のリーダーでした。
下田がサテライトになるとはいえ、今日時点でさえまったく周知できないため、知らずに下田へいらっしゃるかもしれないボランティアさんたちをどうするか、どうなるか、といったことも、
本部長の落合さんでさえ、わからない予測出来ない状況、
その中での引っ越し作業は、中々面白かったです(笑)
NPOの李さんのお友達、静岡県小山町社協の松田さんという、頭の切れる方が、途中から人手の足りなかった資材班にヘルプで入り、バックアップをしてくださったので、足らない所だらけのわたしもなんとかパニックにならずにすみました。
お引っ越し作業は案の定終わらず、物資が山のように積まれたままなのですが...
人への仕事の振り方、皆の気持ちを引き立てながら仕事を進めていくやり方、リーダーとしての判断の仕方、なにより、自分の頭の使い方をもっと勉強していかねばなあ、ということを、今日の反省事項として改めて強く思いました。
ごめんなさい、ほとんど写真をとれなかったし、下手なものばかりなのですが、
撮れた数枚をお送りします。
: 朝のマッチングラッシュ時風景。
「マッチング → すぐに資材貸し出し」、となるため、なかなか席を外せないのですが、資材運搬場所の地図を確認に行った通りすがりに、ぱちり。
左のグレーのつなぎの方は、わたしたちが下田のボラセンで活動を始めてからこのかた、毎日お会いした、岐阜からいらっしゃった青山さん。
新潟は今日でおしまいで、明日から福島入りだそうです。
後ろ姿だけで、ごめんなさい...
写真中央にいる、黒と赤のTシャツの方が、わたしを助けてくださった静岡県小山町社協の松田さん。
こちらも、小さな後ろ姿だけでごめんなさい...
右奥にある物資の山は、まだそのままです。
建物の中には、これの3倍くらいの物資が、それもそのまま...
以上、石黒さんの報告メールでした。