シロツメクサの花言葉
知ってる???
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
―――・・・小さいころの思い出
『るみ、大人になったらゆうくんとけっこんする!!』
「そっか。ありがとな」
私が5才のときだった。
幼馴染のお兄ちゃん、ゆうくんが7歳だった。
そのゆうくんが引越しする日だった。
『やだー。行っちゃやだー』
泣きわめく私。
「帰ってくるから」
そんな私を慰めるゆうくん。
『いつ?いつ帰ってくるの?』
「るみの16歳の誕生日に」
『絶対?』
「絶対」
『じゃあ・・・はいっこれ!!』
「シロツメクサ?」
『うん!!あのねシロツメクサの花言葉はね・・・
――――・・・
ピッピッピッ
『・・・ぅん』
幸せな夢は目覚まし時計で終わった。
私は制服に着替え、学校に向かった。
教室につくと、
「るみ、おはよー!そしてお誕生日おめでとー!!」
という言葉と一緒にプレゼントを渡してくれた。
『あいー!ありがとっ!!』
あいは中学校から一緒の親友。
それからいろんな人からお祝いの言葉やプレゼントをもらった。
「これでるみも16歳の仲間入りだねっ!!」
『うん』
私は今日で16歳になった。
ゆうくんと約束した16歳に・・・。
「るみっ!!」
『しゅんた!!』
しゅんたは高校に入ってからの友達。
「お前、今日は誕生日だろ?帰りカラオケいかねっ?」
『えーしゅんたのおごり?』
今、お金ないしねっ。するとしゅんたは
「おぅ!!あたりまえ」
『やった!じゃ行く!みんなー今日カラオケいかない?』
みんなで行った方が楽しいしね!!
「おいっ・・・ちょっ・・・はぁ・・・」
「どんまい」
あいとしゅんたが何か話してたけど気にしなぁいっ(笑)
放課後になりみんなでぞろぞろと学校からでようとすると
門の方から
「キャー」 「かっこいい」 「誰かの彼氏?」 「声かけてみようよ!」
そう騒がれている人がこっちへ歩いてくる。
シロツメクサの花束をもって・・・
―――・・・
『ゆうくん!!見て見て!!』
「うん?花?」
『これねシロツメクサっていうんだよ!!』
「きれいだね。」
『るみ、この花大好き!!』
―――・・・
その人はだんだん近づいてくる。
私の目には涙が浮かんで視界がゆがんでくる。
そのひとが私の前まで来ると
「16歳の誕生日、おめでとう。るみ」
『・・・グスン・・・ゆうくん』
「約束どうり迎えに来たよ」
優しく笑ったゆうくんに私は飛びついた。
するとゆうくんが顔を私の耳元に近づけ
「すきだ。つきあってください。」
私は涙を流しながら
『はいっ・・・ゆうくん大好きっ・・・』
知ってる?シロツメクサの花言葉ってね・・・
ゆうくんは私に顔を近づけキスをした。
『約束』 『私を思って』
――――END――――
